سپیرا sapērā (サペーラー:蛇使い)・Pungī(プーンギー:笛)・Algōza(アルゴーザ:笛)

初稿:2015年5月9日 更新:2018年5月17日(加筆・写真追加)

蛇使い

2010年のパキスタン水害救援活動中、訪れた避難キャンプにやってきた蛇使いを撮影しました。

パキスタン大水害救援活動(3) AMDAさんと
https://ktc-johnny.com/2010reliefactivity3.html

蛇使い。英語では Snake Charmer スネーク・チャーマー、ウルドゥ語では سپیرا sapērā サペーラーと呼んでいます。

(1分47秒:シンディー語など)

ウィキペディアを見ると、

Wikipedia(JP) 蛇使い
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%9B%87%E4%BD%BF%E3%81%84

コブラの動きは、笛の音で反応してものではなく、蛇使いが足でカゴを叩く振動や目の前で笛の動きに反応しているもの

と書いてありますが、この動画を撮ったときも、蛇使いのおじさんは入れ物を叩いたり、笛を左右に振っていました。

蛇使い(2010年9月)

蛇使い(2010年9月)

笛:プーンギー

で、蛇使いが使っている笛を、Pungī プーンギーといいます。

Wikipedia(EN) | Pungi
https://en.wikipedia.org/wiki/Pungi

Pungi プーンギー(2010年9月)

吹き口は1本ですが、指の穴部分は2本になっています。
竹やひょうたんを組み合わせて作られていて、奏者は循環奏法(息を吸いつつ同時に吐けるという技)で音を出し続けます。

インドのPungi https://en.wikipedia.org/wiki/Pungi

↑インドの蛇使い( https://en.wikipedia.org/wiki/Pungi より)もプーンギーを吹いていますね。

インド・ネパールの民芸品・食料・音楽などを扱っているティラキタさんでも、このプーンギーを取り扱ってらっしゃいます。

ティラキタ:プーンギー【蛇使いの笛】
https://www.tirakita.com/%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%AE%E3%83%BC%5b%E8%9B%87%E4%BD%BF%E3%81%84%E3%81%AE%E7%AC%9B%5d/ID-PNG-1

笛:アルゴーザ

この蛇使いに出会ってから3年後の2013年、シンド州の別の場所で、二本管・循環奏法で吹く別の笛に出会いました。
それが、Algōza アルゴーザと呼ばれる笛です。

世界の楽器 RAGAM | アルゴザ Algoza
http://ragam-store.com/?pid=120916676

パキスタンを縦断旅行していた折、シンド州タッタへ。
水害救援活動が縁で知り合った方のところを訪ねると、その方がアルゴーザ奏者を招いてくれました。

アルゴーザ(2013年8月)

プーンギーとは作りも音色も違いますが、循環奏法で吹くなど共通した部分もあり、興味をひかれました。

アルゴーザの演奏(2013年8月)

持たせていただきましたが、ズッシリと重量感があったのを覚えています。
息は入るだけで、音は出せなかったなぁ。

Youtube : Ho Jamalo | Sindhi Song by Algoza | ホー・ジャマロー(シンド州)

煌々とした月夜の下、詩的な雰囲気も感じながら演奏を聴いたひとときのことはいまも忘れられないですね。
Ho Jamalo ホージャマローはシンド州の代表的なフォークソングです。