ローティ・チャパティー・ナーン(窯焼きパン)

2012年7月31日(火)追記:シンド州 Thatta タッタの街のナーン焼き職人さん

2010年10月に水害救援活動でタッタを訪れた際に訪れたレストランで撮影。
Youtube: Making Naan at a restaurant

このお店は地元で名店と評判のお店で、職人さんたちの腕もとても確かだと感じました。焼きたてのナーンはとっても美味しかったですね。
レポーター(私)、の声がうるさいかもですがご容赦ください(笑)。
この時はナーン専門で焼いていましたが、ローティ(チャパティ)も同じ窯で焼きます。


2010年11月21日(日)追記:パキスタンのあるレストランにて

↑このレストランでも、生地を1枚分の分量ずつ取り分ける人・生地を延ばす人・タンドールで焼く人と役割を分担してとてもリズミカル&スピーディーに Naan ナーンを焼いていました。

パキスタンの街中にあるマーケット(マルカズ)には必ずローティ(チャパティ)やナンを専門に焼くお店があって、朝早くから夜遅くまでお客さんが買い求めにやってきています。

標準的なお店の間取り

標準的なお店の間取り

↑は一般的なお店の間取りです。お店の中では、

生地をこねる人→整える人→タンドールで焼く人→お客さんの注文を聞いてさばく人

といった流れ作業になっていて注文すると程なく焼きたてのローティやナンをもらうことができます。

生地を整えるセクション

生地を整えるセクション

↑こちらは生地をこねる&整えるセクション。お客さんの注文にあわせて素早く生地を整えていきます。

タンドール(窯)担当の職人さん

タンドール(窯)担当の職人さん

↑この人がこのお店の花形(笑)のタンドール(窯)で焼く人です。この方の工程は次の2工程です。

<工程1>

生地をタンドールに貼り付けます。

生地をタンドールに貼り付けます。

↑生地を布を張った板にのばし、素早くタンドール(窯)の壁に貼り付けます。

動画:音声なし(5秒)

<工程2>
焼きあがったローティを窯から取り出します。

↑2本のカギ棒を使って、焼きあがったローティやナンをタンドールから取り出します。

動画:音声なし(5秒)

タンドール(窯)を覗いたところです。

タンドール(窯)を覗いたところです。

↑これがタンドール(窯)です。座敷に掘り込み式になっているものや

別のタイプのタンドール(窯)

別のタイプのタンドール(窯)

↑のように立って作業ができるようにあつらえたものなどいろいろあります。

(左)ローティ (右)ナン

(左)ローティ (右)ナン

↑分かりづらいのですが、左のやや茶色ががっているのがローティ(全粒粉を使っています)、右の白っぽいのがナンです。

(左)ロゴニーナン (右)サブジーナン

(左)ロゴニーナン (右)サブジーナン

↑こちらは発酵させた生地を使ったナンで、左がロゴニーナン、右が野菜(じゃがいもなど)入りのサブジーナンです。
ローティやナンは焼きたてがとっても美味しいです、ってか冷めると固くなってイマイチですしね。
焼きたてのパリッとしたローティでカレーを食べる・・・私には至福のひとときであったりします。

フライパン(タワーといいます)でローティを焼いています。

フライパン(タワーといいます)でローティを焼いています。

↑タンドール(窯)のない家庭ではこのようにフライパン(タワー)でローティを焼くことが一般的です。これもまた焼きたてはとても美味しいんですよ。

  • パキスタンではチャパティよりもローティと呼ばれることが一般的です。
  • ローティ(チャパティ)はアータ粉(ATA)という全粒粉を使っていて噛むとじんわりした甘みがあります。
  • ナンはメーダ粉(MEDA)という精白粉を使っていて滑らかな食感があります。
  • 街中の食堂ではたいていローティが、ちょっとこじゃれたレストランなんかではナンが一般的によく出されています。
  • 価格は1枚2~3ルピー(4円~6円)くらいです。(レストランでは10ルピー(20円)以上しちゃうことも)

コメント

  1. kyosenより:

    おいしそうですねー。
    パキスタンスタイルの食堂でも表で焼いてますよね。
    私はそこでよく朝、ローティを買ったり。でもほんとは専門の所で買うべきなのですかー?
    ローティと言ってたはずなのにナンが来る事もしばしばで・・・

  2. johnny@ktc15-1より:

    焼きたて・出来立ては美味しいですよねぇ。>なんでも
    表で焼く=もし、油をたっぷり使って焼いているようでしたらそれは「プラタ」という典型的な朝食時のパンですね。これがまたパリッとして美味いんだなぁ。
    帰国まで秒読みになってくると、何でもない日常がとても色鮮やかに見えてきたりします。
    専門のところだとローティもナンも両方売っているしいい感じですね。よくお店でローティだけ買って家で作ったカレーと食べるなんてこともあります。
    食堂のローティも焼き立てなら美味しいですよ!
    ラホールはローティよりもナンを食べることの方が多いかな?ですから、ナンしか作っていないお店もあるかもです。

  3. kyosenより:

    私がよく買っていたのはラワールピンディでですw。
    本当にタンドール?釜があって朝からロティをがんがん焼いてましたー。
    ホテルの近くで買って部屋でジャムや蜂蜜をつけて食す。あー美味しかった!
    ラホールではそうですね、朝ポテトロティを食べたりしてました。
    脂っこいけどこれもできたて熱々は美味しかったなあ

  4. johnny@ktc15-1より:

    ラホールだと朝食にプーリーを食べるのが一般的ですねぇ。
    http://www.ktc-johnny.com/i
    ポテトロティは僕は食べたことがないなぁ。美味しいでしょうね。
    冬になるとほうれん草カレー(サーグ)と一緒に食べるとうもろこしローティ(マカイー・キ・ローティ)が甘みがあって美味しいですよ。はい。

  5. kasaburaより:

    やぁやぁ面白い窯焼き作業やね~
    見てるだけでも楽しいね。ははは・・
    焼き立て食べてみたいですww.

  6. ktcjohnnyより:

    お母さん、コメントありがとうございます。
    このときのナーン、めっちゃ美味しかったです。焼きたては最高ですね。
    日本のインドカレー屋さんのナーンも美味しくて好きですが、
    それをシンプルにした感じの味わいでよろしおしたえ~。