初稿:2004年1月21日 更新:2018年5月30日(再構成、地図リンク挿入)
軽いノリで始めた企画でした。
そのうちのひとつ、2004年に、スリランカ → パキスタンへ送ってもらったのが、見事届いた!記録です。
実験!:パキスタン~世界各国(同期任国)郵便やりとり記録
(2003年~2005年)
http://ktc-johnny.com/pakbaggage.html
みずたにさん(スリランカ)から(2004/01/21)
スリランカ・キャンディーで活動する、みずたにさん(サッカー)からメールが来て「1月12日に送ったよ」とありました。
ブータンからパキスタンに20日ほどかかったので、
ん~それくらいかかるかと思いきや、なんと10日も経たずに届きました。
みずたにさん、ありがとうございます。
スリランカ → カラチ → イスラマバードというルートでした。
「包装が破けていましたよ」というカラチの係官からの文書が添えられて。
文書には16日付けのサインが入っていました。
で、中をあけてみますと、ワォ!
スリランカの形をした壁掛け。
笛とゾウのワンポイント入りのノート。
スリランカ名産の紅茶。
紅茶に添えられた「ランカ的正しい紅茶の勧め方、飲み方」がおもしろい。
みずたにさん作のユニークな書きぶりで、スリランカでの暮らしの様子が伝わってきます。
ランカ的正しい紅茶の勧め方、飲み方
1 「朝の紅茶は飲んだ?」(ウデータ テー ビューワダ?)とあいさつ代わりに聞く。
2 「飲んでない」(ネー ビューウェネー)と答えた場合
→「じゃ、飲みましょう」(ボム)
3 「飲んだ」(オウ オウ ビューワ)と答えた場合
→「もう一杯飲みましょう」(タワエカック ボム)結局飲むことにする。
4 「ま、座ってください」(ワーリエンナ)と
景色の良い窓辺のイスに、にこやかにお連れする。
5 この時、いちど落ち着いてしまったら、
最低1時間はトークに花を咲かすことを覚悟する。
6 紅茶を入れながら「スリランカは良いか?」(ランカーワ ホンダイダ?)と昨日も聞いたのにまた聞く。
7 「うん、いいよ」(オウ ホンダイ!)とめんどくさくても、にこやかに返す。
8 「プレーンティーにする?キリティーにする?」(プレーンテーダ?キリテーダ?)と作りながら聞く。
紅茶に砂糖のみを入れたのがプレーンティー、
それに牛乳を加えたものがキリティー。
どちらを飲む場合でも最低砂糖スプーン3杯は入れる。
これが標準なので、
砂糖を少なくしてもらうなら「砂糖少なめにしてね」(シーニ アドゥカランナコ?)とやさしく言う。
この時「僕は日本人だからそんなに甘いの飲めないから、ごめんね」というやさしい視線を送りながら言うとなお良し。
9 出来上がったらコップにいっぱいいっぱい注ぎ、必ず受け皿とセットにして持っていく。この時受け皿にどばどばこぼれてもよい。
どちらかというとこぼれるほど注いだほうがよい。
10 ここからが大事。
受け皿ごと両手で持って、
左手には受け皿、右手にはカップを持ち、こぼさないように飲む。
11 その時、口をつけたかつけないかのタイミングで、作り手は「砂糖十分か?」(シーニ アティダ?)と聞く。
12 まだ十分味を見ていなくてもとりあえず「十分、十分」(アティ アティ)とご満悦の表情で言い、「おいし~い」(ラサ~イ)と、例え美味しくなくても言う。だいたいおいしいが。
13 一杯を盛りだくさんなトークと共に飲み干した後、作り手は「おかわりする?」(タワエカック オーネダ?)と言いながらもう一杯作ろうとする。
「十分、十分、いいからいいから」(アティ アティ エバー エバー)と必要以上に断った後、作り手は満面の笑みを浮かべて”そうかそうか”の合図のしるしに、首をやさしく横に振る。(こっちはイエスもノーも首を横に振る。)
以上、これであなたもランカ人の仲間入り。
参考:
スリランカもパキスタンも、インド式に、YESの時は首を横に振ります。
Youtube | Indian Headshakes | What do they mean?