ktc-johnny.com(トップページ) > パキスタンの障害児・者支援 > マイルストーン訪問記(2004年11月)
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2004年11月19日(金) バリアフリーセミナー in Lahore(1)
この日のラホールは快晴。日本で言えば10月下旬くらいの涼しさでしのぎやすい一日でした。
朝8時に事務所でマイルストーンのメンバーと待ち合わせをして、車で15分ほどの距離のところにある会場に向かいました。現地到着後、横断幕などの設営を一緒に手伝い、お客様がくるのを待ちます。
会場のDEWANE KHAS(ディワーネハース)
会場入り口の外には真新しい25台の車いすがありました。
今年の9月から、ラホール市のライオンズクラブ(日本と同様に名士の集う会です)がマイルストーンを本格的にサポートすることとなりました。
これまでも、食事会に招待したりなどといった応援をしてこられたようですが、今回は車いす25台の製造費用(約20万ルピー超)をライオンズクラブが提供し、希望する人々に無償で供与することになったとのことでした。
その贈呈記念式典を兼ねた会合が今日のセミナーだったわけです。
マイルストーンのメンバーはこのように考えています。
“障害者は家から出て、どんどん街中へ、自分の希望する場所にアクセスできる社会にしていかなければならない。そして、道路の段差や階段をはじめ障害者が街中へ出て行くために障害となっていることを障害者自身の目で確かめ、そしてそれに対して改善を要求する声をあげていかなくてはならない。
家から街へ出て行くためのツールとして今後車いすや歩行器(肢体不自由障害の方のために)、白杖(視覚障害者の方のために)をライオンズクラブの資金援助のもと作っていって希望する人々に配っていきたい。さらに将来的には車いすの製造コスト(現在1台9000ルピー(18000円))を3000ルピー(6000円)程度まで下げて、他のアジア諸国に輸出し他国の障害者のためのアクセシビリティ(社会へのアクセス手段)の向上に貢献したい”
そして、今年度もこれまでにアボタバードの障害者たちに自分たちの手持ちの車いすを20台送り届けたとのことでした。
また、日本の支援者からも車いす提供の申し出があるということでした。
セミナーでははじめに会長のアシムさんから歓迎のあいさつがありました。
歓迎のあいさつをする会長のアシムさん(左)
続いて、マイルストーンの活動報告があり、今回25台の車いすが贈呈されることが決定されたことが発表されると会場から大きな拍手が沸き起こりました。
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初版&最終更新日 2004年11月25日