2004年秋 : マルダーン訪問記(3)

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※2009年09月27日:加筆・写真と動画追加&画質向上させました。

2004年11月16日(火曜日):快晴 20℃

ラヒムさんの村の散策(2)
小高い山の頂上を目指して20分。階段状の急斜面を登ってみると石で作られた住居や建物の跡が広がっていました。

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↑何かの建造物がこのがけ上に造られていたらしい。

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20~30mの標高差があり、そこを崩れかけた石段、またはがけを上り下りする。
結構急で息が切れた想い出があります。

ラヒムさんの話では、約800年前の遺跡だとのことで誰が住んでいたのかは分からないという話でした。
この辺りでとれる石を使い見事な石組みで住居が造られた様子が伺えました。

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きっちりすき間なく石が組みあげられた建造物の遺構。ドーム型の塔のようにも見えました。

この辺りはいわゆるガンダーラ地方と呼ばれる仏教遺跡が多く発見される地域でもあります。
ここから北方にはタフティ・バーイと呼ばれる有名な仏教遺跡があることなどから、ここもそうした遺跡の一群ではないだろうかと思ったりしました。

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この地の支配者が住んだと思われる場所で記念撮影。
部屋はさほど広くないけれど、天井が高く開放感がありました。

100年以上前にマルダーンで大きな地震があり、この辺りの建物はほとんど倒壊してしまったとのこと。そのためかいったいここに誰が住み、何のために建てられたのか分からないまま風化してきたのでした。
ここからの眺め(高所恐怖症の私には十分すぎるほど足がすくみました(笑))をしばらく楽しみ、皆で写真を撮ったあとは夕暮れ迫る山を降りたのでした。

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ラヒムさんの兄弟親戚たちと。
中央、メガネ&ヒゲが私。う~んこの頃はまだ髪があったか・・・・(遠い目)。

山を降りて村に戻る道すがら、運河に水を求めるガエー(牛)の群れを見かけました。
そののんびりとした雰囲気が気に入ったので写真を撮ってみました。

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帰りは徒歩でおしゃべりをしながら家路を急ぎます。

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こんな風にみんなで連れだって歩きながら家路についています。
夕焼けが山肌を赤く染めてとても印象深いひとときでした。

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初版 2004年11月25日 最終更新日 2009年09月27日