初稿:2004年10月11日 更新:2018年5月27日(章立て、再構成、リンクチェック・動画追加)
目次 | Table of Contents
はじめに
多くの活動先で、韓国のボランティアさんと一緒でした。韓国のボランティア制度は1990年に創設され、
韓国海外奉仕団 Korea Overseas Volunteers : KOV
と呼ばれていましたが、韓国の他のボランティア組織と統合され、2009年にWorld Friends Koreaに改称されました。
World Friends Korea(EN)
http://www.worldfriendskorea.or.kr/eng/
この項、2004年~2005年に書かれたもので、
当時の名称KOV、韓国海外奉仕団を使用しています。
イスラマバードで一緒に活動する日本・韓国ボランティア
計5人の日韓ボランティア:2004年10月
私の働く障害者訓練センターは、ほかの2つの学校と合わせて同じ敷地に建てられています。
2004年現在、そこに計5人の日本・韓国のボランティアが活動をしています。
国立障害者職業訓練センター
青年海外協力隊:3人
Kさん(木工)・Sさん(コンピュータ技術)・わたし(養護)
アルファラビー養護学校(肢体不自由)
韓国海外奉仕団:2人
パクさん(コンピュータ)・キムさん(理学療法士)
パクさん・キムさんと、休憩時間に会ってお話をすることがあります。
お二人とも、とても気さくでよい方たちです。
日本と韓国のボランティアがお話をするとき、何語で話をすると思います?
正解は、ウルドゥ語です。
会話の90%がウルドゥ語、10%は英語です。
新しい韓国ボランティアさん:2004年11月
2004年11月から、韓国のボランティアの方が1人、私の活動先に来られることが分かりました。
分かっているのは、女性で名前が「イム」さん、職種が機械エンジニアということ。
先日、活動先にに他の新任韓国ボランティアさんとごあいさつに来られたのですが、私はお会いできませんでした。
現在はウルドゥ語の語学研修を受けていらっしゃるようです。
パクさんのセンター訪問:2004年11月
11月のある日の休憩時間(11時~)に、アルファラビーで活動しているパクさんがセンターに来られました。「ちょっとあいさつしにきたよ」と。
パクさん(男性)は12月で任期が終わり、韓国へ戻られるとのこと。
新しくこられるイムさんがどういうところで活動するのか知りたいようでした。
それで、パクさんをうちのセンターの機械クラスにご案内することにしました。
パクさんは非常に興味深げにみていました。
3年前の2001年に前任のしおーさん(竹工芸)が帰られてから、センターには海外ボランティアはいませんでした。
それが、2003年春以来急に増えて、2004年末には計4名の日韓ボランティアが活動することになります。
新しく来られるイムさんが、うまく活動していけるよう願っています。
新しい韓国ボランティアさん:2005年3月
3月現在、20名弱のKOV(韓国海外奉仕団)の方々が活動しているそうです。
韓国ならではの事情として、兵役の代替として、KOV(韓国海外奉仕団)の活動を通常(2年間)より長い30ヶ月行うことがあるそうです。
また、政府指定の工場などで3年間勤務しても同様だそうです。
現在私の活動先のセンターには、昨年11月来られた女性のイムさんに代わり、KWON(コン)さんという若い男性ボランティアさんが来られました。
彼は兵役の代替としてこの派遣を選び、30か月活動されます。
コンさんはたいへん温厚で優しい方です。
日本語を勉強することにとても熱心で、私が持ってきた指さし会話帳(日本語=ハングル)などを使って日本語を勉強されています。
コンさんが「おはよーございます」「どうもありがとー」などと日本語で話しかけてくれるのでうれしいです。
ほかの韓国ボランティアさんとの交流:2005年3月
ほかの韓国ボランティアさんとお会いします。
どの方も、とても親切で優しく楽しい方たちばかりです。
彼らもまたJOCV(協力隊)と同様、活動先でいろいろと悩んでいます。
「韓国に帰りたい」とおっしゃっている方も中にいたりしています。
でもみんなで励ましあって支えあっている・・・そんな温かな雰囲気を彼らから感じ取ることができます。
先日KATOHさんの家で、韓国のボランティアさんたちとお食事をしました。
その際、コンさんがご自分のデジカメでいろいろ撮ってくださったのを私にくださいました。
ふと、写真裏にコンさんの直筆のメッセージが書いてあるのを見つけました。
コンさん、パソコン翻訳を手書きで書いてくださいました。
彼の優しさがあふれたナイスな文です。
コンさん、どうもありがとうございました。