ktc-johnny.com(トップページ) > 帰国までの流れ(青年海外協力隊・活動終了)
青年海外協力隊に参加するまで | 駒ヶ根訓練所の79日 | 派遣前の準備 | 帰国報告会レジメ | 帰国までの流れ
各訓練所(広尾・駒ヶ根・二本松)での訓練中に”隊員ハンドブック”というA4サイズの冊子が配られます。
この中には派遣前・派遣中・帰国準備についての一切の手続き方法が書かれてあります。
内容の改訂がたびたびありますので、その内容は隊次によって異なってきます。(例:任国外旅行・帰路変更など)
ですので、このページに書かれてある内容は私の隊次(平成15年度1次隊)に拠るものです。
任国→日本に帰国までの動き(ブログでの記録:2005年6月~7月)
<活動終了3ヶ月前までに>
自分の略歴や進路に関する希望などを任意で記入しJICA事務所に提出します。
<活動終了2ヶ月前までに>
私の隊次(15年度1次隊)では次のようになっていました。
現職参加(公務員) : 順路直行(つまり寄り道なし)で帰国
現職参加(一般企業) : 職場の承認があれば最大14日間の帰路変更が可。(順路直行もOK)
一般参加(退職参加) : 本人の希望により最大14日間の帰路変更が可。(順路直行もOK)
帰路変更・順路直行いずれの場合でも「帰路承認願」をJICA事務所に提出に協力隊事務局の承認を得なければいけません。旅行日程書には1日1日の移動先や宿泊先なども記入するようになっています。また旅行代理店などで航空機チケットの仮予約や見積もりをしてもらいます。
JICAからは順路直行にかかる航空運賃の支給があります(国によってその金額は異なります)。帰路変更でその支給額を超える場合は本人の負担となっています。
↑公用旅券。帰路変更をする場合は失効扱いになります。
なお、帰路変更をして帰国する場合には個人の一般旅券(パスポート)でビザの申請をしなければなりません。
私は協力隊に参加するまで海外旅行をしたことがなく個人のパスポートを作ったことがありませんでした。それでJICA事務所から協力隊事務局→外務省→在外大使館と現地で一般旅券を作る旨、連絡をしていただきました。在外大使館によっては手続きに時間のかかることもありますから、私と同じようなケースの方はお早めに。
<活動終了前までに>
現地生活費を振り込んでもらっている個人口座をクローズします。(国によってシステムは異なると思います)
JICA規定の支給額を超える場合など本人負担の金額を計算し自弁します。
各個人で空いた時間を利用して大使館に出向き取得します。
任国から日本への荷物送付や日本到着日の日当などが小切手などで支給されます。(支給額は国により異なります)
荷物をまとめ、必要に応じて荷物を日本へ送ります。
書式に従い、本部での帰国報告2週間前に事務局に届くよう、JICA事務所に提出します。
JICA事務所のスケジュールにしたがい、任国の省庁・在外大使館・JICA事務所長などに帰国あいさつをします。
帰国前に各隊員に↓の「帰国時ハンドブック」が配られます。「隊員ハンドブック」にも同様のことが書かれていますが、派遣から2年経ち新しくなった情報(会場・日程など)など詳しく書かれています。このハンドブックは帰国時に必ず持っていなければなりません。
<任国を出国~帰路変更など>
私の隊次(15年度1次隊)では最大2週間の帰路変更が認められていました。それぞれの隊員の予算やスケジュールにあわせていろいろなルートで日本まで帰ってきました。
<日本到着・帰国時研修>
私の隊次のときは、広尾訓練所(現JICA広尾)の部屋を予約するか、各自で宿を確保することになっていました。
帰国時研修は、必須が2日間(初日・2日目)、選択が1日(3日目)となっていました。
帰国隊員全員が参加を義務付けられるのは2日目までです。3日目のセミナー受講を希望しない場合はこれで終了。おつかれさまでした。
1コマだけ受講するのも、通しで受講するのもまったく自由です。これで本当に全員終了。おつかれさまでした。
帰ってくる時期によっては、同期のなかまたちで夜は新宿・渋谷などに飲みに繰りだして、お互いの話にもりあがることだと思います。
初版 2005年06月25日 最終更新日 2006年02月12日