初稿:2005年6月23日 更新:2018年6月7日(写真追加)
パキスタンでは、街角にある食堂のことを ہوٹل Hotel ホテル とも ریسٹورانٹ Restaurantレストランとも言っています。
ホテルという場合、宿泊できるホテルの他に、単に食堂としてのホテルがあります。
私の協力隊時代の生活圏では、ホテルの方が好んで言われていた(簡単で言いやすいからでしょうか)印象です。
上の写真は、ドミトリー(隊員連絡所)近くのマーケットにあるホテル(食堂)です。よく見るとひさしのところに「FRONTIER HOTEL」と書かれているのが分かります。
↑ギルギットのシネマチョークそばにあるホテル(食堂)です。
左側の看板には ”タジキスタン・ホテル&レストラン” と書かれています。
↑自宅近くのラナマーケットというところにあるホテル(食堂)です。
お店によっては宿泊のできる文字通りのホテルもありますが、こちらの人は「食堂」という意味合いで使うことがもっぱらです。
ではホテル(食堂)にはどんなものがあるかといいますと・・・・・
<カレーセクション>
↑何種類かのカレー鍋や時間帯によってはブリヤーニなどのごはんものが並べられています。
↑こちらは「チキンブリヤーニ(鶏入りたきこみごはん)」。ごはんものはたいてい昼食時に出されています。鶏なしのシンプルごはんは20ルピー、鶏入りだと35ルピーほどしています。シンプルごはんに豆カレーをかける「ダールチャーワル」は典型的な昼食になっています。
↑こちらは各種カレーの入った鍋です。左側はじゃがいもとローキー(瓜)のカレー、右はレバーのカレーです。
↑それをこうした小皿に盛ったり、小ぶりの鉄鍋で火を通したりしていただきます。
はじめてカレーの写真をご覧になった方は「油をめっちゃ使ってるやん」とお思いになると思います。はい、その通り(笑)、日本にくらべるとめっちゃ使います。この私もはじめは結構引きました(笑)。でも2年経った今はこうじゃないと美味しくないよなぁと思ってしまいます。
美味しいお店はめっちゃ美味しいですから。
<ローティ(ナン)セクション>
↑ちょっとまえのブログでローティやナンをご紹介しましたが、たいていのホテル(食堂)では自前の窯を持ちローティを焼いています。
専門店で買ったローティを持ち込んで食べるのもおっけーです。そうしている人も多いかなぁ。
<ミルクティー(ドゥードゥパッティー)セクション>
↑ローティを焼く窯がなくても、ミルクティー(ドゥードゥパッティー)は必ずどの店でも出されています。
作り方はいたってシンプルなんですが、どうしてどうしてマズイお店もあれば、めちゃくちゃ美味しい店もあります。
不思議だなぁ。
パキスタンでは女性が一人で食堂に入って食事をすることはありません。せいぜいテイクアウトでしょうか。
お店で食べるときは家族親戚や知人友人と同伴でファミリールームと呼ばれる個室やカーテンで間仕切りした場所で食べています。
コメント
ウ~ン、なかなか美味しそうですね。
はじめまして、イーディーさん。
どうぞよろしくお願いします。
インドにくるとかなり日本的な味わいのカレーが多いように感じます。
白ごはんで食べることが多いからでしょうか。
それにくらべてパキスタンのカレーはとにかくオイリーです。きっと食後毛穴から油がにじみ出てくるんじゃないでしょうか(笑)。
で、それくらいが美味しいなぁと2年経つと思えちゃうのがすごいところですね。
うん、ローティと食べると美味しいんだもん!(笑)