2004年夏 : ギルギット・フンザ旅行記(4)

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    2004年8月8日(日) カリマバードを出発

    今日はKADOの方々の配慮でフンジャラーブ峠までドライブに行くことになりました。
    朝7時半すぎ、私・ファラハット Mr.Farhat Abbas さん・SHIHOさん・YUKIKOさん・KADOのコーディネーターアザム Mr.Sultan Azam さんを乗せた車は一路フンジャラーブ Khunjarab Border を目指します。

    2004年8月8日(日) グルミット Gulmit で朝食・オールドハウス見学

    30分ほど走った車はグルミット Gulmit で朝食のために停まりました。プラタ Parata(油で焼いたうすいパン)と目玉焼きで簡単に済ませた後、この地にあるオールドハウスという施設に向かいました。

    あんずを干しています。
    Old House オールドハウス屋上ではあんずを干していました。

    これは700年ほど前に立てられた家を現在KADOが女性たちが働く織物工房として使用しているものです。
    本来なら日曜日で休みなのですが、KADOのお客様(←私たちです)のためにと、何人かの女性が出て作業の様子を見せてくださいました。

    作業のようす 野菜の染料で染められています。
    左 : 1日8時間働いて1ヶ月で1枚のじゅうたんを作る。
    右 : 糸はすべて野菜から抽出した染料で染めたもの。

    1日8時間の作業、それを1ヶ月かけてやっと1枚のじゅうたんが織りあがるそうです。糸は化学染料ではなく野菜から抽出した自然に優しいものを使用とのこと。織りあがったじゅうたんはどれも手間ひまかけたすばらしい仕上がりでした。
    休日にも関わらず親切に作業のことを教えてくださったみなさん、ありがとうございました。

    2004年8月8日(日) いざいざフンジャラーブ峠へ

    グルミットのオールドハウスを出た私たちは途中小休止をはさみながらフンジャラーブ峠を目指します。
    その道中にとった写真。

    スストの街並み 放牧されている?ヤク
    左 : Sost スストにて。前回(4月)よりは賑わっていた。 
    右 : 放牧されているヤク。いや~でけぇ~。

    天気が良く心地よい風も吹いていたので、私やファラハットさん、SHIHOさん、YUKIKOさんで後ろの荷台に座って旅を楽しんでいました。後で顔が日焼けですごいことになって大変でした。

    2004年8月8日 フンジャラーブ到着!・・・やっぱり空気が薄いなぁ・・・・

    午後2時過ぎ、フンジャラーブ峠 Khunjarab Pass 4703m に到着しました。やっぱり空気が薄い。
    ゆっくり歩くのがやっとで、走るととたんに気分が悪くなります。おまけに顔から血の気が引いていくのがわかるし。

    この時点でかなりヘロヘロ(笑)
    このとき、頭痛もしていて、ヘロヘロでした。

    夏のフンジャラーブ峠 中国から戻ってきたNATCOバス
    左 : フンジャラーブ峠。国境の柵はありません。
    右 : 中国から戻ってきたNATCOバス。

    標高も高いだけあって、気温は5度前後くらいだと思いました。はっきり言って、上の写真のようなシャルカミだけでは寒くてしょうがない(笑)。
    スストで用意した食事(鶏のロースト&ローティ(うすいパン))を食べると、すぐにカリマバードに向けて引き返しました。

    2004年8月8日(日) カリマバードへの帰り道で・・・・

    スストにDry Port ドライポート(中国との陸上貿易港)ができたとの話をきき立ち寄ることになりました。

    中国語で書かれた「スストドライポート」
    ドライフルーツなどの商取引をするそうです。

    ドライポートにあるホテル
    広大な敷地に保税倉庫やホテルが造られました。

    建物(保税倉庫やホテル)はすべて完成しており、近々ムシャラフ大統領が来てオープニングセレモニーを行うという話でした。ホテルの中も入らせてもらいましたが、ひろびろしたエントランスホールや重厚な趣のあるカーペットなど、なかなかのものでした。
    いつか、スストのNo.1ホテルとして観光案内にも載るのかも知れません。
    このあと、ススト近郊の民家にお邪魔したりするなど楽しみながら8時過ぎにカリマバードに到着しました。
    遅い夕食をヒルトップホテルのレストランでとったのですが、係りの人が顔見知りだったこともあるのでしょう、なんと夕食代はタダになってしまいました。・・・アルシャッド Mr.Arshad さん、ありがとうございました。

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    初版 2004年08月  最終更新日 2005年02月07日