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2004年4月6日(火) 快晴
在 カリマバード(Karimabad) イーグルネスト(Eagle Nest) – ハセガワスクール – ホッパー氷河
04:15 迎えのジープに乗り、イーグルネスト(Eagle Nest)というビューポイントに向かいます。
今夜も満天の夜空、その分冷え込みも厳しい。気温は5度前後。毛布を羽織らないと寒くてしょうがないくらいです。
急勾配の坂を上ること小1時間、目的のイーグルネストに到着しました。ここからはカリマバードを一望でき、山頂にはホテル(Hotel”Eagles Nest”( 05821-58274 ) ほか数軒)もあります。
日の出まで時間があったのでここで朝食(プラタ・目玉焼き)をし、おみやげを買ったりしていました。
05:40 そろそろ日の出だというころホテルから少しあがったところの山頂へ。
この時間には他の観光客の方々も多数来られていました。
05:50ごろ、稜線の一角がぽっと赤くなりました。
稜線が次第に赤く染まっていく様子は何にも例えるものがありません!
そして、つぎつぎと山の頂が明るくなり、それがカリマバードの谷にさしこまれてゆき・・・・
言葉ではうまく表現できませんが、見とれていました。
そうそうそう、この時のために私はオカリナを持ってきたのでした。
え、何を吹くかって? もちろん「風の谷のナウシカ」じゃないですか!
アニメ「風の谷のナウシカ」の舞台は、フンザをモチーフにしているとずっと言われてきました。
原作者の宮崎駿さんは「(風の谷のイメージは)中央アジアの乾燥地帯なんです」と雑誌の対談で明言しているそうです。
Wikipedia(JP): Hunza : http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%B3%E3%82%B6
でもここを訪れてみると、その風景はナウシカの風の谷に似ているなぁと思うんですよねぇ。
(KATOHさん撮影)
で、吹きましたが、高所(3000mを超えています)で息が切れるのと楽器が暖まっていなくて音程が狂い気味でイマイチでした。
でも観光客の人には大受けで、「ふるさと」「君が代」「パキスタン国歌」・・・といろいろ吹いていました。
すると、1人の観光客の方が近づき、「これをチップに」と200ルピーを差し出されたのにはびっくりしました。
そして、別の方からは
「ここに、なぎらけんいちがきていると思ってびっくりしたわ」と。
わたしは、「なぎらけんいち」だったんだ・・・・・w
本人的には「ジャニーズ」なのだが・・・・う~む「なぎらけんいち」かぁw
たっぷりフンザの夜明けを堪能した後は、山を下ります。
いまは杏の白い花が咲き乱れ、じゃがいも畑の土起こしが終わった頃だそうです。
このあと、そのままハセガワスクール Hasegawa School へ。
ハセガワスクールとは、1991年にウルターⅡ登頂アタック時に亡くなった登山家長谷川恒男氏を記念し設立された学校のこと。日本から多くの寄付が寄せられている。
5歳~15歳くらいまでの生徒が英語で授業を受けている。
Hasegawa Memorial Public School
http://hmpsc.org/index.html
(左)ハセガワスクールの朝礼(低学年)にて
(右)幼稚園~小学校1年クラスの子どもたち
ここには観光客が常に来ていると言うこともあって、子どもたちはすっかり慣れている様子でした。
地球の歩き方(2001~2002版)には400名ほどになっていた全校生徒は今では550人になったそうです。これから、寄宿舎の建設も始まるということでした。
観光客に慣れているとはいっても、みんな礼儀正しくとても素直だなぁという印象でした。
学校からは長谷川氏が亡くなったウルターⅡを望むことができます。
小休止したあと、バルティットフォート Baltit Fort へ。
入館料が300ルピー、写真撮影をすればさらに150ルピーかかるということで高い印象ですが、中はガイドさん(英語かウルドゥ語)が建物の由来や展示物について説明をしてくださいました。
展示物をみていると、やはりここはパキスタンではないような心地になってきます。
バルティットフォートにて
昼食を食べた後は、ナガル村(Nagar)の先、ホッパー(Hopper)という地区にある氷河をトレッキングすることになりました。ジープで2時間近くの旅です。
途中出会った子どもたちはやはりめんこい顔をしていました。
ナガルの村の子どもたち。みんな人なつっこいです。
ホッパー氷河は、断崖に近い山を200~300mほど下りたところに広がっていました。
下りて、氷河を歩いて、そしてまた上ってもとの場所に帰ってくるまでに2時間近くかかりました。すでに高地(3000mちかい)であることと体力の衰え(笑)から息が切れること切れること。
でも、大地の鼓動、脈動そのままの自然をこの足で歩いたという満足感で一杯でした。
最後はクタクタ(笑)。後ろの牛が結構おっかなかった。
そして、夕食をすませて地元の方が持ってきてくれたのがフンザパーニー(フンザのお酒)でした。ミネラルウォーターのボトルに詰められたお酒は桑の実からできているとのこと。高地で飲んでいると言うこともあるでしょうか、それとも4人で1.5Lを飲み干したからでしょうかかなり悪酔いしてしまいましたが(笑)。
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初版 2004年04月 最終更新日 2005年02月08日