2004年春ギルギット・フンザ旅行記(2)

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カラコルムハイウェイルート図

2004年4月5日(月) 快晴 ベシャム(Besham)→ギルギット(Gilgit)→カリマバード(Karimabad)

今朝は4時に起床。満天の夜空に満月がにっこり微笑んでいます。
ホテルそばを流れるインダス川源流はごうごうと雪解け水を流していました。
そして、夜が明け始めたころにホテルを出発。出てすぐにギルギット方面へ向かうバスを止めて乗せてもらいます。
(ベシャム~ギルギット 300ルピー・・民間のバスでした。)
途中からの予約は難しいので、こうしてバスを止め、空席があれば乗せてもらえます。便数は多いのでそれほど困りません。
ベシャム(Besham)~ダスー(Dasu)間は、断崖絶壁の道を進むといった印象でした。日本とはスケールの違う500~600m級の谷が続きます。正直高所恐怖症の人にはおっかないくらいです。

べシャム~ダスー間の深い渓谷
べシャム・ダスー間の渓谷(相当な深さです)

ダスーを過ぎると、少し表情が変わり、荒々しい岩肌と荒涼とした岩砂漠が交互に続きます。遠くには白銀の高峰が顔をのぞかせています。

09:00すぎにチラス(Chilas)に到着。ここで朝食をとります。
しんごさんはゆっくり北上したいとのことでここでお別れです。
チラス(Chilas)からは世界第8位の高峰ナンガパルバット(Nanga Parbat 裏側から)を望むことができます。
この日も快晴で遠くに白銀の冠をいただいたナンガパルパットが秀麗な姿を見せていました。
そして、ここでギルギットへ帰るところだというシャージャハーンさんと出会いました。彼に朝食をおごってもらい、この後ギルギットまでのバス中をおしゃべりして過ごしました。

ナンガパルパットを望む
チラスから世界第8位の高峰ナンガパルパット(Nanga Parbat 裏側)が望めます。

べシャムから乗ってきた民間バス
べシャムから乗ってきた民間バス(ユナイテッド: United.Pvt.Co.)

シャージャハーンさんと一緒に バス停にいたチラスの子どもたち

(左)バスで出会ったシャージャハーンさん(ギルギット出身)と。
(右)バス停にいたチラースの子どもたち。

ギルギットまでの荒涼とした砂漠
ギルギットまでの道のりでは険しい山道と荒涼とした砂漠が広がります。(ナンガパルパットを望む)

13:30ごろギルギットに到着。
ここでシャージャハーンさんに家へおいでよと誘われ、行くことにしました。
彼にスズキ(軽トラックバス)をチャーターしてもらい向かった先は、空港からほどちかい一角の家。
行くとうわ~っとたくさんの子どもが!
シャージャハーンさんとこは父・母・9人兄弟・2人姉妹の13人家族だそうです。
お父さんは白いあごひげを蓄えたやさしい感じの方で、「おおお、よく来てくれた!」と大歓迎してくれました。

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シャージャハーンさんとこの兄弟姉妹たち。みんなめんこい!

ここでお菓子やお茶をいただいたりおしゃべりしてゆっくりくつろぎました。
8日の日にまた遊びに来るからねと約束し、今度はカリマバード(Karimabad)に向かいます。
フンザはいろいろな地区があります。有名なバルティットフォート Baltit Fort があるのはカリマバードという地区です。パスー・グルミットもフンザのエリア。

ギルギットのゼネラルバススタンド
郊外のバススタンドから、カリマバード行きのワゴンバス(70ルピー)が出ています。

16:00すぎに出発し、カリマバードには18:30ごろ到着。
すると1人の背の高いお兄さんが近寄ってきました。彼が今回の旅でとってもお世話になったイリヤス(Iryas Khan)さんでした。
彼の経営するロッジ(ガーデンロッジ、Garden Lodge、05821-57168)に案内してもらい(Wルーム150Rs)、ピリリと辛いチキンカレーとブリヤーニを堪能させてもらいました。

そのあと、彼に「フンザの音楽を聴きに行こう」と誘われ、向かったのはとあるホテル。
そこでは3人の楽器奏者(太鼓・ラッパ)が日本人の観光客を相手に演奏中でした。パキスタンとはまったく異質の不思議な音楽ですが、踊り出すとこれがまた楽しい楽しい。みんなで踊っていました。

フンザの踊りをおどるイリヤスさんたち
フンザの音楽でみんな楽しく踊る踊る踊る。

このあと、日本人パッカーが多く宿泊している宿でジャスミンティーをごちそうになったりし、とっても中身の濃いフンザ1日目が終わりました。

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初版 2004年04月  最終更新日 2005年02月08日