2004年春ギルギット・フンザ旅行記(1)

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本旅行記をアップする直前、悲しいニュースが入ってきました。
パキスタン : 日本人観光客のワゴン車に落石 4人死傷
【イスラマバード発】パキスタン北部のギルギット近郊で10日朝、日本人観光客9人らが乗ったワゴン車が落石の直撃を受け、現地警察などによると北海道出身の○○○○さんが死亡した。
ほかに女性1人が重傷(※のち亡くなられました)、2人が軽傷を負った。
9人は○○市の旅行会社「○○○○」が企画したツアーの参加者で、この日は早朝ギルギットのホテルを出発し30キロほどの地点で事故に遭った。現場付近は前夜から激しい雨が降っており、雨で岩盤が緩んだらしい。(2004年4月の毎日新聞より。一部伏字にさせていただきました。)

被害に遭われた方々は、4月7日にグルミット(Gulmit)のホテルでお会いした方々だと思います。
そのときはお互いの旅の様子などを話し、私が札幌に住んでいたことなどをお話しさせていただいたのでした。
お亡くなりになられました方々ならびにご家族のみなさまにつつしんで哀悼の意を捧げさせていただきます。
また、ケガをされたみなさまの1日も早いご回復とドライバーさん・添乗員さん・ガイドさんはじめ関係者みなさまのご心労が1日も早く癒えますことを心よりお祈りいたします。
2004年(平成16)4月11日(日) ktcjohnny


カラコルムハイウェイルート図

2004年4月4日(日) 快晴 イスラマバード→ベシャム(Besham)

前日(3日)の夜、ラホールから帰ってきたのでクタクタでしたが、「いよいよフンザに行ける!」という思いが高揚していたのでしょう、しっかり5時には起床していました。
今回の旅行は、同じ配属先のKATOHさん(14-3:木工)とご一緒することになっています。

07:00ごろ、カラチカンパニー(イスラマバードG9エリアのマーケット)にて待ち合わせ。
121番のワゴンでラーワルピンディ(ピールワダイ)のバス乗り場に行こうとしましたが、客待ちでゆっくり行きそうだったのでタクシーを利用。
このタクシーの運転手さんが親切で、すいすいすいとピールワダイのゼネラルバススタンドに07:30に到着しました。

NATCOバス(2004年夏撮影) NATCOバス内部
↑NATCO(ネットコー:国営)バス。大きな車体でシートも大きくゆったりしてます(40人乗り)。

フンザ・ギルギット・スカルドゥなどへのノーザンエリアへは、NATCOのほか複数の私営バスが運行していますが、NATCOが一番おすすめできるバス会社です。

The Northern Areas Transport Corporation (NATCO)
Official Website
NATCO
http://www.natco.com.pk/index.htm

  • NATCOラーワルピンディ: 051-5462181、051-5465604
  • NATCOギルギット: 05811-50435、05811-53381
  • NATCOススト: 05823-50209

    2004年当時の電話番号で、現在と異なっているかも知れません。
    お手数をおかけしますが、↑の公式WEBなどから最新の情報をお確かめください。(2010年1月追記)

    NATCOのオフィスで予約票とチケットを交換。席は最前列の眺めのいいところです。
    出発まで時間があったので、軽く朝食をとったりぶらぶらしてみたり。

    08:30 定刻通りバスはギルギットに向けて発車しました。
    発車直前、1人の日本人パッカーが駆け込み乗車。しんごさんという若いお兄ちゃん。中国からやってきたとのこと。
    私はイスラマバードから北の方へ出るのは初めてです。ですから最前列から見る景色に目を奪われ続けていました。
    バスは、ラーワルピンディ→タキシラ→ハリプール→アボタバード→マンセラ・・・と進んでいきます。
    ハリプール手前からは、新緑の並木道を北上していきます。この国のドライバー、F1なみにビュンビュン飛ばすので他の車とぶつかるんじゃないかとヒヤヒヤしていましたが、ドライバーさんは車掌のお兄ちゃんとおしゃべりしながら相も変わらずビュンビュンビュン(苦笑)。

    13:30 昼食の休憩になりました(30分)。ここで私・K藤さん・しんごさんと野菜カレー&チキンカレーの食事。
    15:30 バスはベシャム(ベシャーム:Besham)に到着。ここでパッタン(Pattan)まで行かれる予定であったしんごさんも下車し、一緒に行動することになりました。
    しばらく歩くと私たちを呼び止める人が。
    なんとそれは予約していた「ミッドウェイパレスホテル(Midway Palace Hotel)」の方で私たちを迎えに来て下さったとのこと。そこまでしてくださるなんて思ってなかったのでびっくりしました。

    ホテルの方と記念撮影 ホテルの室内
    (左:ホテルの皆さんと記念撮影 右:ホテルの室内)

    清潔なベッドと静かな環境に満足。しかも3人で650ルピー(約1300円)はリーズナブル!(シャワーはお湯が出なくて残念でしたが)

    ※ミッドウェイパレスホテルは、ベシャムの市街地から5分ほどギルギット寄りに歩いたところにあるホテルで、2000年にオープンしたそうです。(PTDC(政府観光協会)のタイヤッブさんのご紹介でした。)
    ギルギットにあるパレスホテル(Palace Hotel)の系列店でもあります。
    英名:Palace Midway House
    住所:Main K.K.H. Besham, Distt Shangla, N.W.F.P
    電話:+92-987-400505 メール:palacemidwayhouse@yahoo.com

    Lonely Planetでの紹介ページ http://hotels.lonelyplanet.com/pakistan/besha….

    ウェルカムドリンクで冷たいペプシをいただき、部屋で小休止した後3人で街に出かけました。
    ベシャムは谷あいの小さな街ですが、ギルギット~イスラマバード間で途中1泊する観光客も多いようで3階建て4階建てのホテルも建ち並んでいます。

    ホテルそばからべシャムの市街地を望む
    ↑ホテルからベシャムの市街地を望む・・・ホテルがいくつも建ち並んでいます。

    地球の歩き方には載っていない街ですが、パッタン(Pattan)やダスー(Dassu)よりも宿泊しやすい街だと思いました。
    KATOHさんもびっくりしていましたが、ここで「わらび」を売っていました。パキスタンで山菜を見れるとは思いませんでした(笑)。
    しばらく歩くと地元のお兄ちゃんに声をかけられました。「これからクリケットをするから見に来いよ!」って。で、見に行くことにしました。彼らと入り組んだ街中を通り歩くこと20分。
    大きな大きな岩のそばの空き地でみんなでクリケットをしていました。
    それを大きな岩に上ってどっかと座りつつ見ていたり、オカリナを吹いたり折り紙を折ったりしていました。

    べシャムの子どもたちと
    ベシャムの子どもたちと。みんなめんこい(←北海道弁)。

    ものすごい数(70~80人はいた)の子どもたちがまわりに集まり、しんごさんは怖くて顔がひきつっていたそうです。

    べシャムの子どもたち べシャムの人々
    べシャムの人々。私たちのことをとっても好奇心旺盛(笑)に見ていました。

    私はそういうのが大好きで、ウルドゥ語でいろいろおしゃべりしていました。(この地域もウルドゥ語が通じる)
    ホテルでの夕食時間が迫っていたので、名残惜しいけどここでお別れ。・・・また会おうね!
    宿に帰るとちょうど夕飯の支度ができたところでした。
    ホテルの方が丹誠こめて作って下さった夕食(チキンカレー・ブリヤーニ)はとっても美味しかった!

    お礼にオカリナを吹いています。 ←お礼にオカリナで「パキスタン国歌」を吹いています。

    朝からの疲れもあったのですが、いろいろな驚きいっぱいの一日でしたのであまり寝付けませんでした。

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    初版 2004年04月  最終更新日 2005年02月08日