初稿:2005年6月6日 更新:2018年5月16日(写真追加・章立て)
ウルドゥ語で市場(いちば)のことを بازار bāzār バーザールといいます。
ペルシャ語由来の言葉です。バザールと同じ。
インドを支配したペルシャ系王朝の影響で、数多くのペルシャ語がウルドゥ語に流入しています。
では、パキスタンの市場・夏・果物編をご紹介します。
関連: Bazar : パキスタンの夏のバザール・市場(野菜編)
http://ktc-johnny.com/bazar1.html
目次 | Table of Contents
夏の果物の王様 マンゴー
ウルドゥ語で آم Aam アーム と呼ばれるマンゴー。
夏の果物の王様、6月には出回っています。
آم Aam :マンゴー・パキスタンのイチオシ果物
http://ktc-johnny.com/mango.html
マンゴーの品種はいろいろ。
パキスタン・マンゴーはチョーンサー(チョウサ)種、シンドリー種と呼ばれる細長い形が多いです。
緑色の熟していないものでも、しばらく置いておけば黄色に熟し一層甘い匂いを発するようになります。
2005年当時の値段(イスラマバード)は1キロ20ルピー(40円弱)でした。
果物ナビ | マンゴー
https://www.kudamononavi.com/zukan/mango.htm
市場にはいろんな品種のマンゴーが売っています。さすが夏の果物の王様。
オレンジマンゴーは、柑橘系の香りと酸味が味わえる品種です。
これもおいしい。
スイカ
ウルドゥ語でスイカは تربوز tarbuuz タルブーズといいます。
日本と同様に夏の定番果物です。
縞目あるのとないのと両方売ってました。果肉は真っ赤で熟すと甘くて美味しいです。
バザールでスイカ専門に扱っている店がありますが、どのお店も築地の魚河岸のような、威勢のいい声でもりあがってたりします。
中央のお兄ちゃんから左にいる人へ、ぽ~んと、スイカが投げられています。
仕事&みんなに見せるパフォーマンスですね。
威勢のいい声出してやってますが、どこかユーモラスにも感じました。
メロン(ウリ・ハミウリ)
ウルドゥ語でメロン(ウリ・ハミウリ)は خربوزہ kharbuza ハルブーザといいます。
メロンにもマスクメロンのように網のかかったものや、かぼちゃのように筋の入ったもの、筋が入らずツルンとしたものなど、いろいろあります。
バナナ
ウルドゥ語でバナナは کیلا kela ケーラーといいます。
パンジャーブ南部・シンド地方で主産地。
年中見かけるようになりました。
日本のバナナと味に違いはなく、熟すと甘くて美味しいです。
普通にたべるほか、ジュースにもしますし、デザートの定番。バナナミルクシェイクは人気アイテムなんですよ。
ライチ
ウルドゥ語でライチは لیچی lichee リーチ―といいます。
夏にパキスタンに来られたら、ぜひぜひ味わっていただきたい!生ライチ!
旬の時期(6月下旬~7月ごろ:短い)、街なかで荷車にライチを山盛りにして売っている風景を見ることができます。
見つければ大人買いして、すぐに冷やしていただく、と。凍らせるのもいいですね。
コメント
うわ!おいしそう!
うわ!やすい!!!
マンゴーの出盛りはあと1ヶ月ほど先だと思います。そうしたら更に値段が安くなると思います。
あ、そうそう、もうちょいしたらもうひとつの「夏の味覚」ライチが出回ります。旬が2週間くらいでしょうか、短いのですがこれは外せません。はい。