第3日目(7月27日:水曜日)
帰国研修最終日は進路選択に向けた講義が行われます(希望制)。
朝から50分のコマが4コマあり、
など4つのテーマに分かれた講義となっています。
1コマだけ受けてもいいし、4コマ全部でもいいし、または受けずに2日目終了後帰省することも自由に任されています。
で、僕はこれから5年ほどのスパンでパキスタンの障害当事者の方へのサポートをテーマに活動したいと考えているので、1コマ国際協力分野についての講義を受講しました。
ちょうど帰国ピークの時期なのでざっと40人ほどの方が受講していたでしょうか。
人数が多いとテーマが参加者のニーズにピタッと合わせた話はしずらいようです。どうしても一般的な話になってしまいますね。
やはり進路選択は自分で動くという積極性が重要だということでしょう。
ともあれこれで私も1人の協力隊OVとなりました。
これで実家のある大阪に帰省できるのですが、いくつか所用があり月末まで東京に滞在することになっています。
第2日目(7月26日:火曜日)
私の帰国日程は「ピーク時対応」になっていて、多くの帰国隊員でにぎわっていました。それで前日にクリニックでの受診時間が指定されていました。
台風接近で雨足が強くなる中、9時半過ぎに到着。
身長・体重、血圧、問診、心電図、胸部X線、採血、検尿、検便
などが順番に行われました。
一般外来の方もいて込み合っていましたが、それでも1時間くらいで終了。
任地から引き続き治療が必要な場合はその都度指示書などが送られてくるそうです。
あと、意外に多いのが寄生虫だそうでして、数%の割合で発見されるそうです。
この後、私はいったん広尾の訓練所に向かいました。
8月の同窓会打ち合わせのために会いたい人がいたのですが、結局この日は帰国日程がずれたようで会えず。
でも、パキスタンの同期やブータン・バングラデシュ・セネガル・ニカラグア・パラオなどなどの懐かしいみんなと会えてよかったですね。
で、また折り返し新宿へ。
こちらも時間が指定されていて、その10分くらい前に協力隊事務局のあるビルに到着。
時間がありましたので、前パキスタン事務所長のNさん、前調整員のKさんにごあいさつさせていただきました。お2人とも無事の帰国を喜んでくださいました。
そのあと、事務局の方に対して帰国報告を。
私は個人での報告となりましたが、まとまって帰国していたところでは国ごとにグループでの報告となったようでした。
また、適正技術の新しい先生とも初めてお会いしてお話を聞いてくださいました。
また、私は今後数年間パキスタンを中心とした障害当事者の方々のサポート活動を考えていて、JICAなどが行っているNGO支援プロジェクトの活用ができないかを考えています。
ですのでそのお話を伺いにそのセクションの方にご挨拶などをしていました。
これで、帰国に関して協力隊員が必ず受けなければならない日程はすべて終了しました。
明日は進路選択にかかわっての講義が広尾の訓練所で行われます。
それ以外にもいくつかJICAでの所用ができたので、新宿のホテルをもう1泊延泊することにしました。
台風は関東直撃を避けたようで、雨足は断続的でしたがひどい降りになることもなく夜は過ぎていったのでした。
第1日目(7月25日:月曜日:広尾研修所)
広尾の研修所に着いてみるとエルサルバドルの同期のみんながロビーで座っていらっしゃいました。みんな元気そうでほんと何よりでした。
で、そのあとに2階の会議室へ。
すでにテーブルつきのいすが並べられていて、それぞれに資料が配られていました。
めいめいがそれぞれの座席につき、
を係りの方に提出しました。
今日は帰国ピークの1日でざっと70人近い方が参加していました。駒ヶ根はざっと半分くらいでしょうか。で、外務大臣名の感謝状とメダルを1人ずつに授与していただきました。
帰国時の諸手続き(住民票・雇用保険・年金・・・)について実に手際よく説明されていきます。
1階の食堂や外で昼食をとることができます。訓練所での生活班では私をふくめ5人揃いました。お互いの任地の話を聞いているとあっという間に時間がすぎていきました。
積立金支払いについての説明や用紙への記入、進路についてのレクチャーや国際理解教育への協力要請などなどこれもまたシステマチックにすすみました。
最新の経済事情と雇用情勢についてカウンセラーの方からお話がありました。とてもわかりやすい講義でした。
で、初日はおしまいです。
で、この後は思い思いのグループで食事や飲み会にでかけていきました。
僕はセントビンセント・PNGの方々と新宿で楽しいひと時を過ごしてきましたよ。
明日は健康診断・帰国報告などがあります。