協力隊活動先(NTCSP 国立障害者職業訓練センター)の一日(2) 学費・出席簿

私の学校(国立障害者職業訓練センター)は学費というものがありません。
家庭が負担しなければならない費用は

1 ユニフォーム(制服)・ノート・鉛筆などを自前でそろえること。
2 名札(1枚100ルピー(200円))
3 スクールバス利用代(1ヶ月200ルピー(400円))
4 毎日のお弁当(軽食)

となっています。

また、とても貧しい家庭に対して、ユニフォームを買い与えることもあるそうです。

学費が基本的にかからない。
とてもナイスなことなんです。
他方で、政府から配当される学校予算も少ない。
それで、学校教材や備品は古いものを使いまわす、壊れたまま、で、新しく買う予算がない問題があります。

毎日、朝8時30分から朝礼(モーニングアッセンブリー)があります。
朝礼後教室へ戻ると1日の課業がスタートします。
私のクラスでは、まず出席をとっています。
1人1人の名前を呼び、子どもと軽く会話や握手をして健康状態もチェックするようにしています。

日本と同じように出席簿があります。

私のクラスの出席簿です。

私のクラスの出席簿です。

出席簿には、アルファベット表記で(クラスによってはウルドゥ語で)生徒の名前が書かれています。
出席なら”P”(present)、欠席なら”A”(absence)、事前に欠席願いの出ている欠席分は”L”(leave)をつけていきます。

下にはその日の出席人数を書きます。

出席簿記入の実際

出席簿記入の実際

さてさて。
昨年もそうでしたが、
ラマザーン(断食月)の終盤になると生徒の登校がめっきり少なくなります。
この記事はイード直前の土曜日にドラフトを書いたのですが、この日の私のクラスの出席生徒は・・・・と・・・・!

イード直前(11月13日)の出席は・・・0人!

イード直前(11月13日)の出席は・・・0人!

なんと、0人でした。
学校全体でも5~6人しか来ていませんでした。

イードはパキスタンのお正月。
帰省・Uターンの大移動がパキスタン全土で見られることになります。