عیدی Eidi イーディー(イードの時のプレゼント・お年玉)

初稿:2004年11月14日 更新:2018年6月4日(イーディーについて説明・動画追加)

عیدی Eidi イーディー?

イーディーは、イスラームの年2度のお祭り(イード:断食明け、犠牲祭)の際に贈られるプレゼントや現金のことです。
お年玉のように現金をあげることが多く、協力隊活動中、用事で銀行に行くと新札に両替する人で混雑しているのを見かけたものです。

イーディーは、
両親から子どもへ、夫から妻へ、年長者から年少者(子どもたち)へ
など、家族や親族間でやりとりすることですが、
親しい間柄の人に、
政府、NGOなどが、子どもたちや貧しい人たちに対して、
などでもイーディーは贈られるなど、国全体のいろんなレベルで広くイーディーはやり取りをされています。

お年玉+貧者への施し+お世話になっているお礼
 という感じかなと思います。

Wikipedia(EN) | Eidi (gift)
https://en.wikipedia.org/wiki/Eidi_(gift)

イーディー(お年玉)用に新札交換のお知らせ(2018年)


Pro Pakistani | SBP to Issue Fresh Currency Notes From 1st June, 2018
https://propakistani.pk/2018/05/22/sbp-to-issue-fresh-currency-notes-from-1st-june-2018/

↑は、今月、2018年6月中旬のイードに向けて、6月1日よりパキスタン国立銀行(State Bank of Pakistan : SBP)が、イーディー用に新札と交換しますよ、と発表したという記事です。

間近のイードが待ち遠しい子どもたち(2010年9月:洪水避難キャンプ)

2010年夏、パキスタンで広範囲に水害が発生し、その支援活動に参加していました。
その最中の9月10日ごろが、断食月明けのイードでした。
訪れたハイバル・パフトゥンハー州の被災地キャンプ。
子どもたちはイードに向けてシャルワール・カミーズを新しく仕立ててもらったり、プレゼントらしいおもちゃを持って遊んでいました。
普段とは違う厳しい生活を送っているなかで、少しほっとした心地になったことを思い出します。イーディーたくさんもらえたかな?

Youtube | Cerebrating coming Eid saying jeevay Pakistan


2010年9月10日撮影
子どもたちに名前を聞いたり、「ジーヴェー・パーキスターン」と歌の一節を一緒に歌ったりしました。

活動先の同僚さんからイーディーをいただいた(2004年11月14日)

2004年は断食明けのイードは11月中旬でした。

協力隊の活動先(国立障害者職業訓練センター)から、11月13日(土曜日)~20日(土曜日)までお休みをもらいました。

休み前半はイードのお祝いにお呼ばれしたり、地方を小旅行したり。
休み後半はラホールへ行き、障害者自立生活についてのセミナーに参加するためです。

昨日(2004年11月13日:土曜日)も学校はありました。
が、休みの計画をあれこれ考えていて、ずいぶんと朝寝坊してしまいました。

すると、所属クラスの同僚のシーミー先生から電話が。
「はやく、学校にいらっしゃい!」
や、やばい。怒られる。

シーミー先生からのイーディー(お年玉)でした(2004年11月)

どきどきしつつ、急いで学校にいくと、なんと!
シーミー先生が私のためにお年玉を用意してくれていたのでした。
袋をあけてみますとびっくり!

素敵な刺繍入りの服でした(2004年11月)

きれいな刺繍が入ったシャルカミ(シャルワーズ・カミーズ)でした。
何でも、シーミーさんと旦那さんがどんなデザインにするか考えたそうです。

2003年のイードの時にいただいた品(カアバ神殿:2003年11月)

シーミ―先生には、2003年のイード(11月下旬)の時にもイーディーをもらいました。その時は、カアバ神殿の置物。このときもイーディーもらえるなんて思わなかったからびっくりしたり、うれしかったり。

イードが終わった翌週、シーミーさんとこの長女の結婚式が1週間に渡って行われます。
そのときにいただいた服を着ていってお祝いしないとなぁ・・・と思っています。

いただいたシャルカミは、私が持っているシャルカミのなかでナンバーワンのクオリティです。
どうも、ありがとうございます(ペコリ)。

そして今日(11月14日)は、うちのクラスでアシスタントをしているウスマンさんにもシーミーさんから服が送られていました。

スタッフのウスマーンさんがもらったシャルカミ(2004年11月

コメント

  1. jamilaより:

    わぁ、本当ですね。お年玉みたい。