初稿:2004年11月12日 更新:2018年5月19日(写真追加・加筆)
目次 | Table of Contents
ネットでDL イードカード・デザイン(2018年5月)
今年、西暦2018年は、6月14日ごろに断食月明け~イードを迎えます。
その前に、イスラームのお友だちにイードカード、メッセージを送るなんていかがでしょう?
本項、2004年の初稿時は日本の年賀状と同じような、紙ベースのイードカードをご紹介していました。
いまは、SNSの時代。ムスリムのお友達がいらっしゃったら、Facebookやインスタなどではイード前になるとお祝いモードのタイムラインになっているのではないでしょうか。
断食月明けのお祝いは、
عید مبارک Eid Mubarak イード・ムバーラク(イードおめでとう)です。
Canon | Creative Park
http://cp.c-ij.com/jp/categories/CAT-ST01-5488/index.html
ラマザーン・ムバーラク、イード・ムバーラク各2種計4枚のカードデザイン(PDF)がダウンロードできます。
試しに eid mubarak 2018 free で画像検索すると、ものすごい数の、素敵なデザインがヒットしますね。
Google 画像検索 “eid mubarak 2018 free” 結果
https://www.google.co.jp/search?q=eid+mubarak+2018+free&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwju5Kbwo5DbAhWGnZQKHcfrDUQQ_AUICigB&biw=1920&bih=917
イードは、イスラーム年2回のお祭り
イスラーム暦第9の月「Ramazan ラマザーン(ラマダーン:断食月)」が終わると、عید Eid イードと呼ばれるお祭りが始まります。
イードは、
① 断食月(9の月:ラマザーン)明けの چھوٹی عید Chotī Eīd チョーティ・イード(小イード)
アラビア語で イード・アル・フィトル عيد الفطر Eid ul-Fitr
② 巡礼月(12の月:ズルヒッジャ)10日から4日間の بڑی عید Barī Eīd バリー・イード(大イード)、犠牲祭とも言われます。
アラビア語で イード・アル・アドハ― عيد الأضحى Eid ul-Adha
の2回あります。
Choti Eid 小イード : Islam イスラム教(5)
http://ktc-johnny.com/islamic04.html
Bari Eid 大イード : Islam イスラム教(7)
http://ktc-johnny.com/islamic05.html
こよみのページで計算してみた
こよみのページ
http://koyomi.vis.ne.jp/directjp.cgi?http://koyomi.vis.ne.jp/sub/islamic.htm
での計算によれば、
2018年 小イード(断食月明け) 6月14日ごろ~ 大イード(犠牲祭) 8月23日ごろ~
2019年 小イード 6月4日ごろ~ 大イード 8月13日ごろ~
2020年 小イード 5月23日ごろ~ 大イード 8月1日ごろ~
になる予定です。西暦(太陽暦:約365日/年)とヒジュラ暦(イスラーム暦:太陰暦:約355日/年)の違いにより、西暦中では毎年イスラームの暦はずれていくことになります。
イードカード販売(2004年10月)
さてさて、ラマザーン(イスラーム暦の9月)も序盤をすぎると、街のあちこちで来るイードを祝うためのカード「イードカード」を売り出す屋台があちらこちらに現れます。
2004年は、11月13日ごろ~ 断食明け~小イードでした。
断食月が始まるときも「ラマザーン ムバーラク!(断食始まり おめでとう!)」と祝うのですが(ちょっと日本人にはわかりづらい感覚ですがねぇ)、断食月が終わり、イードが始まるときにもお祝いします。
日本のお正月と感覚が似ていますね。
イードをお祝いする意識と規模は、お正月を凌駕したんじゃない?と思うくらいすごいものがあります。
イードを迎える前に、送るのが「 عید کارڈ Eīd Card」です。
↑こうした急造のテントを設置してイードカードを陳列・販売しているようすをあちらこちらでみかけます。
いろいろなデザインのカードが並んでいます。
2004年当時のイスラマバードでは、1枚10ルピー(当時20円)~100ルピー(当時200円)の価格幅でいろいろなカードが売られていました。
↑ベーシックな花柄のカードは多く売られていました。
↑イスラームな雰囲気のカード。カードには「Eid Mubarak(イード ムバーラク=イードおめでとう)」と書かれていますね。
↑こうした女性をターゲットにしたかわいいデザインのカードはとてもたくさん売られています。
パキスタンはイスラームの国ですが、旧英国領でもあり、英語が結構話されて欧風文化もある程度根付いていますから、こうしたカードが売られているのはごく普通の雰囲気なんですよ。
で、・・・・これです。
ビミョーにヘンな描きっぷりになった「ミッキー&ミニーマウス」のイードカード。
子どもを意識したカードなんでしょうね。
でも、これ絶対ディズニー社の承認はとってないよなぁ。
イードカードをもらった(2004年11月)
イード1週間前になってから、イードカードを何枚かいただきました。
協力隊活動中、勤めていた学校の生徒からもらったイードカードです。
感覚は日本の年賀状と同じで、子どもたちも気軽にこうしたカードを送っていました。
↑ラホールの障害当事者団体「マイルストーン」のみなさんからのイードカード。
Milestone – Society for the Special Persons
http://www.milestone.pk/
マイルストーンさんのように、オリジナルデザインで印刷したものを送ることも一般的です。こういうところも、年賀状と似ていますね。
2004年当時、ラマザーン(断食月)の20日目までに出せば、パキスタン国内「イード」郵便は4ルピー(8円)で配達されました。
2018年現在は、SNSでイードメッセージを送ることも一般的ですね。