STEP : イスラマバードの障害者NGO

パキスタンで活発に活動している障害者の方のNGOがたくさんあります。
イスラマバードにも「STEP(ステップ)」というNGOがあり、これまでもさまざまな運動を繰り広げてきました。
過日(2005年4月1日金曜日)にイスラマバード市内にIL(アイエル=Independent Living=自立生活)センターがオープンしました。
>>STEPホームページ(英語) >>エキサイト和訳

STEPのILセンター

↑STEPのメンバー関係者の方から家屋の提供を受けて、このたびILセンターがオープンしました。

STEPの看板

↑STEPが活動をはじめて6~7年ほど経ちますが、これまでは公園やレストランで集まって打ち合わせを行うなど工夫されてきました。

ILセンターに掲げられていた詩

↑”何か困ったことがあったならSTEPにいらっしゃい!私たちはあなたにどうすればいいかをアドバイスすることができるし、一緒に歩いていけるんだよ”と彼らの意気込みが記されていますね。

ゲストとしてこられた日本のみなさん

↑今回のオープニングセレモニーにはちょうどパキスタンを訪問中であったダスキン・愛の輪財団の方や日本障害者リハビリテーション協会(JSRPD)の担当者の方々もご招待を受けてお出でになっていらっしゃいました。

ダスキン・愛の輪財団では毎年アジア各地から障害当事者の方々を日本に招いてリーダー研修を積極的に推進されていらっしゃいます。
これまでもMILESTONE(マイルストーン:ラホールのNGO)などから派遣された方々がパキスタンに帰国されて日本で培った経験をあますところなく発揮していらっしゃるところです。

スピーチの中で愛の輪財団の方は「パキスタンでは障害者の方たちが自分らしく生きるための自立生活運動を活発に行うアジア有数の国だと感じています。STEPのみなさんの今後のご活躍を祈っております。」など温かい激励の言葉を述べていらっしゃいました。

ILセンターの概要を説明されるメンバーの方

↑STEPのメンバーの方はAPCD(アジア太平洋障害者センター:本部バンコク)の研修を重ねて受けるなどしてノウハウを積み重ねていらっしゃるところです。
プレゼンの中でも3年計画でILセンターの整備を進めていきたいとのお話がありました。

ILセンターでは障害当事者の方が運営を行い、主に重度障害のある方への介助サービスやいろいろな問題の共有・解決を図るピアカウンセリング、そして権利獲得のためのさまざまな運動を展開しています。パキスタンでは先ほども紹介したMILESTONE(マイルストーン:ラホール)が2004年にパキスタン発のILセンター(ライフ自立生活センター)を設立しました。
STEPのILセンターはそれに続く第2号となります。(イスラマバードでは初めて)

多くの方がセレモニーに参加されていました。

↑障害当事者の方も含む40~50人ほどの方々が参加するにぎやかなセレモニーとなりました。

セレモニー後のひととき

↑今回はMILESTONEのシャフィークさん(左)も自ら車を運転してこのセレモニーに参加されていました。(この数日は日本のゲストの方を案内されていたそうです)
パキスタンでもSTEPやMILESTONEのように若いメンバーを中心とした障害当事者の方の団体が活発に活動を展開するようになりました。

そうした心意気に触れて、日本からも多くの障害当事者の方がパキスタンの彼らのもとを訪れるようになってきています。
いまこのイスラマバードの地で灯った明かりがパキスタン全土の障害のある方を照らす光となることを願い、応援していきたいと思います。

STEP : イスラマバードの障害者NGO” への2件のフィードバック

  1. アジア太平洋障害者センター、JICA専門家の千葉です。パキスタン障害者の活発な活動の様子が伺えました。ありがとうございます。
    ブログで繋がる障害者ネットワークなんかも、今後面白そうですよね。シャフィックなんか、好きそうですが。
    またの報告を期待しております。

  2. 千葉さま
    おいでいただきありがとうございます。
    おっしゃるとおり、パキスタンでも大変活発に障害当事者の方たちが活動されています。
    こうした息吹を体感できたことは幸せなことだと思っています。
    今後ともどうぞよろしくお願いします。

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