Paper!!(ペーパル:定期試験)

今週(3月14日~19日)は定期試験期間になっています。
ペーパル(paperのパキスタンなまり)とうちの活動先では呼んでいます。
日本の養護学校で定期試験というのはまずないと思うのですが、パキスタンではどの障害種の学校でも普通学校と同じような日程で定期試験が組まれていて実施されています。

私のクラス(アート&クラフト)でも生徒たちは知的障害のある子どもがほとんどなのですがいちおう形として実施しています。
子どもたちも「ああ、試験だ!がんばんなくちゃ!」って思っている子も多いし、あと試験という意味がよくわかんないけどなんだか学校も早く終わるしいいかなぁ・・・なんて思っている子もいたりします。

試験期間中は12時で子どもたちは下校となります(通常14時)。

試験に取り組んでいる子どもたち

試験は以下のような日程で行われます。

  • 月曜日:イスラミアート(イスラームについての知識を問う口頭試問)
  • 火曜日:一般知識(5問程度の一般知識を問う口頭試問)
  • 水曜日:一般知識(3題程度の基礎学力をみるペーパーテスト)
  • 木・金曜日:実技(日ごろの作業活動についてのチェック)
  • 土曜日:ViaVoice(←いまいちよくわかっていませんがどうも会話能力を調べる内容かなぁ)
    とまぁこんなパターンになっています。
    普通の養護学校でしたら教科(ウルドゥ語・英語・算数・科学・・)が入ってきます。

    日本の方にとってなじみがないのが「イスラミアート」でしょうね。
    人口の97%がイスラーム教徒の国パキスタンでは、テストにイスラームの理解を問う科目が入っていることはごく普通のことです。

    ちなみに私のクラスではこんなことを子どもたちに聞いています。

    Q1:ペヘラー カルマ スナーエン!(はじめの祈りの言葉を聞かせてください)
    →A1:ラーイラーハ イッラッラー ムハンマド ラスールッラー(神は唯一万能の神でムハンマド(マホメット)は神の使いである)

    Q2:カーナー カーネー セ ペヘレー キャー パルテー ヘイン(食事の前に何と言って(お祈り)しますか?)
    →A2:ビスミッラー ヒーラフマーニラヒーム

    Q3:ディン メン キトネー ナマーズ ホーテー ヘイン(毎日何回お祈りしていますか?)
    →A3:5回(でそれぞれのお祈りの名前も答えます)

    ・・・とまぁこんな感じです。1年半こちらで生活したおかげでこうしたことなら私が子どもたちに聞いて採点することもあったりします。かな~りムサルマーン(イスラーム教徒)になってきました(笑)。
    日ごろノートの書き取りを宿題に出している子もいるんですが、そんな何人かの子は最近自分の名前が書けるようになってきました。
    やっぱり自分の名前が書けるって大事なことだし素敵なことですしねぇ。

    自分の名前を書いているところです。

    ↑タラール君(Talal)もその一人で、見本をみながらゆっくりゆっくりとですが自分の名前を一生懸命書いていました。

    試験に取り組むフェザン君

    ↑フェザン(Fehzan)君もまた自分の名前を書いているところです。
    そんなこんなで試験が終わると、子どもたちはしばらくお休みになります。
    そして月末に親御さんに来ていただき通信簿をお渡ししながらいろいろお話しすることとなります。
    パキスタンの学校も日本と同じように4月から新年度のところが多いです。4月になると新入生たちが私の学校にも来ることになるんでしょうねぇ。

    (参考)2日目に行った「一般知識」の問題用紙をご紹介してみます(ウルドゥ語・・日本語訳をつけました)。
    →GIFファイル(約30キロバイト)

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。* が付いている欄は必須項目です