2004年秋 : マルダーン訪問記(5)

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※2009年09月27日:加筆・写真と動画追加&画質向上させました。

2004年11月17日(水曜日):快晴 18℃

ラヒムさんの村の散策(4)
前夜ぐっすり眠ったおかげでこの日は朝7時にすっきりと目が覚めました。
パキスタンの農家は一軒一軒で自前の牛や山羊を飼うのが当たり前。今朝も朝早くから家の人は起きていて牛の乳搾りやら朝食作りをしていたようです。

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ラヒムさん宅で飼われているガエー(牛)たち。

朝食はパンジャーブ地方などと同じ、プラタ(油で焼いたうすいパン)・目玉焼き・ムラーイー(Muraayee・・牛乳を温めて浮かんでくる脂肪分などの固形分のこと。濃厚クリームの風味。砂糖を混ぜたりしてプラタやローティーにつけて食べる)などでした。

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こちらは台所。タワーとよばれるフライパンでローティを焼きます。

朝は油をひいて焼くプラタ(パラタ)というパンを焼いています。
食事の後、タンガー(馬車)に乗ってあちらこちら散歩しました。

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この地域ではタンガーはたくさん走っていました。
馭者のお兄ちゃん、写真撮る前はクシで髪型キッチリセットしてました。

タンガー(馬車)はラーワルピンディでは限られた区間を走っていますが、イスラマバード市内は乗り入れ禁止になっています。でも、地方ではモノの輸送のほかに重要な人々の交通手段として活躍している乗り物です。
時速10キロほどの、のんびりとしたスピードで馬車は田舎道を走ります。

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馬車の前座席から見た風景。

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田舎道を走る。良い光景やったなぁ。

11月になり、朝晩の冷え込みは厳しくなってきているのですが、こちらでは小麦の植え付けがちょうど終わったころで、道の両側には青々と茂る小麦畑が広がっていました。
北西辺境州も乾燥地帯で荒涼とした砂漠地帯も多い地域ですが、ラヒムさんの村は中国からの援助を得て大規模なかんがい工事が行われたおかげでたくさんの作物が育つ優良な地域になりました。
それでも、ラヒムさんのようにより多くの収入を求めて多くの人々がイスラマバードなどの大都市に出稼ぎに出ており、家族は故郷で父親の帰りを待つ・・・ということも多いようです。
ですから、イードなどのまとまった休みが取れる時期はみなこの故郷に帰ってきて家族水入らずの生活を過ごすのです。

さてさて、この日は政府の定めたイード休みの最終日。
ラヒムさんは今日中にイスラマバードに戻らなければなりません。なんでも、予約システムの無いマルダーンのバス事情を考えると、なるべく早い時間にターミナルに行ってイスラマバード行きのバスを見つけないと大変だとのことで、昼前に食事をいただきラヒムさんと一緒に帰ることにしました。

そして、ここで思わぬプレゼントが。
前日、親戚の人になにやら体のサイズを聞かれていたのですが、それは私に服をプレゼントするためだったとか。
それで、翌日の昼前には1着のシャルワール・カミーズ(パキスタンの民族服)ができあがっていました。
それに着替えて、ラヒムさんの家族と一緒に記念撮影。

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クリーム色のシャルカミをいただきました。

みなさんの温かいもてなしに感謝しつつ、ラヒムさんとともにイスラマバードに出発。
マルダーンのバスターミナルは、ラヒムさんの予想通り、多くの人々でごったがえしていました。
まばらに到着するイスラマバード行きのバスには我先に人々が集まり、なかなか乗れそうにありません。
でも、ラヒムさんの機転でどうやら2人分のシートを確保。通常の2倍近い100ルピー(200円)の運賃でしたが、乗れたことを思えばがまん、がまん。
帰りはあちらこちらでお客さんを乗せながら走っていたので、いつのまにかバスの屋根の上にも人が鈴なりになっていました。
それでも途中の沿道ではバス待ちの人々を大勢見かけましたから乗れただけラッキーだったのでしょう。

行きは2時間ジャストの快適ドライブでしたが、帰りは3時間半のロングドライブ。
ちょっとヘトヘトになってしまいましたが、無事にイスラマバードまで帰ってきました。

まずはラヒムさんとの1年越しの約束を果たせたことにホッ。そして、のどかな風景と温かい人情に包まれた2日間を過ごせたことに感謝を。
また、彼の家に遊びに行けたらいいなぁ。

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初版 2004年11月25日 最終更新日 2009年09月27日

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