Bari Eid 大イード : Islam イスラム教(7)

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Bari Eid(大イード=犠牲祭)近づく街のようす(ブログ)
http://www.ktc-johnny.com/2005-01-18-prebarieid.html

Bari Eid(大イード・犠牲祭)1日日
http://www.ktc-johnny.com/2005-01-21-barieid1stday.html

Bari Eid(大イード・犠牲祭)2日日
http://www.ktc-johnny.com/2005-01-22-barieid2ndday.html


Hajj ハッジ(巡礼)が終わると、Bari Eid バリーイード(大イード)と呼ばれるお祝いが4日間続きます。
Choti Eid チョーティーイード(小イード : ラマザーン明け)とのちがいは、「犠牲祭」ともよばれ、山羊や牛を生け贄として捧げること。

2004年2月2日(月)~4日(水)までの3日間が大イードでした。(2005年は1月21日(金)~23日(日))
その前週の木曜日・金曜日ぐらいになると街のあちこちでこんな光景が見られました。

バクラー(山羊)を売っています。 体調1mくらいのこの山羊で5000ルピー
左 : 街のあちこちで売られているバクラー(山羊)
右 : この体長1mくらいの山羊で5000PKR(2005年当時)

生け贄用としてバクラー(山羊)やガエー(牛)などが街のあちこちで取引されていました。
Bakra バクラー(山羊)で3000PKR – 5000PKR (2005年当時)
Gae ガエー(牛)で50000PKR (2005年当時)
するという話で、この時期はとても高いそうです。
そして、買われた動物たちは、大人や子どもの手に引かれてそれぞれの家に連れて行かれます。

買われてきた山羊や牛たち こちらはガエー(牛)
左 : 買われてきた山羊でいっぱいです。
右 : こちらは、Gae ガエーとよばれている牛。

メス山羊や雌牛は利用価値が高い(子どもを産む&乳が出る)こともあるからでしょうか、生け贄用としては見かけませんでした。(2005年1月21日追記)

イードが始まるまで、子どもたちがあちこちに連れ回して遊んでいる光景をよく見かけました。
そして、イードの初日。
この日は朝5時過ぎのアザーン(お祈りのよびかけ)はいつもより大きく街に響いていました。
そして、7時半過ぎにもアザーンが流れました。人々がマスジッドに向かう光景をいたるところで見ました。
お祈りが終わった8時半~9時過ぎごろから、街のあちこちでバクラー(山羊)やガエー(牛)をさばきはじめます。

業者さんが来てさばくこともあります。 さばくのに使われる道具類
左 : 業者が来てさばくこともあります。
右 : こちらはさばくのに使われる刃物類。

いけにえをさばくのは、イード2日目などの別の日にもおこなわれているのを見ました。
さばく方法は、イスラームのしきたりにのっとっています。
まず、Bismillah ビスミッラーと唱えながらのど元を一気にかっ裂きます。
動物たちがなるべく苦しまないように、非常に手際よくおこなわれていました。
そのあと、軽いバクラー(山羊)は木の枝につるして、重いガエー(牛)はそのまま寝かせて皮をはぎます。
皮はコートや敷物にするために、お腹から裂いてきれいにはいでいきます。

Youtube などで、 Keyword=” Qurbani “で検索していただくと、実際に牛や羊を捌いている動画を簡単に見つけることができます。生け贄ののど元をかっ裂くシーンや鮮血が噴き出すシーンなど、刺激の強い内容の動画が多いので、ごらんになるときはご注意ください。

皮をはいだあとに、肉を切り分けていきました。こうした作業は、家族総出で行うところもあれば、業者さんを呼んでさせているところなど、いろいろでした。

生け贄のことをウルドゥ語で、Qurbani クルバーニーと呼んでいますが、1日に1頭の家もあれば、兄弟親戚が一同に会して5頭6頭さばくところもあります。
また、ガエー(牛)は隣近所で共同購入してさばくこともよくおこなわれています。

さばいた肉を仕分けしています。 皮は天日で干されています。
左 : さばいた肉は部位を確かめながら仕分けします。
右 : 剥いだ皮は天日に干されていました。

皮を買い取る広告
皮を買い取る広告。この時期はあちらこちらで見かけます。

肉は、自分の家で食べるだけでなく、親戚や近隣の人、貧しい人に分け与えるようになっていて、肉の部位を見極めながら袋に詰めてあちこちに配っていました。
また、皮は買い取る業者がいて、聞くところでは、バクラーの皮が200PKR、ガエーの皮が1000PKRで取引されているそうです。 (2005年当時)
イードの期間中は、街のあちこちでその取引を見ることができました。

たいていの家庭では、Masjid マスジッド(イスラーム寺院)に無料で供出し、マスジッドやマドラッサ(イスラーム神学校)の運営費用&貧しい人たちへの施しの足しにしてもらっています。(2005年1月21日追記)

さばかれた肉は、すぐにカレーや炊き込みごはんとして調理され食べられていました。
さばくスペースの都合上、道ばたでさばかれていることも多いのですが、後かたづけはキチンとしていて血だまりだけが残っていてそれを見なければ何がおこなわれたかは分からないくらい見事なものでした。
また、このイード前後はバクラーやガエーのにおい(動物のにおい)や鳴き声が印象的でもあります。

前回の、Choti Eid チョーティー・イード(小イード)と共通点がたくさんあります。

  • 新しいシャルワールカミーズ(民族服)を新調する。
  • マーケットや官公庁・学校はお休み。(バスやタクシーもググッと少なくなる)
  • 田舎の実家で過ごしたり、あちこちを観光して回る。
  • Eidy イーディー(お年玉)を子どもや恵まれない人にあげる。

    などなど、イスラームの国パキスタンでは重要な年中行事であることを実感したのでした。

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    初版 2003年11月29日 最終更新日 2005年01月21日

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