2004年夏 : ギルギット・フンザ旅行記(2)

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  • イスラマバード空港略図
  • ノーザンエリア全体地図 PNG画像
  • ギルギット市街地図 GIF画像
  • A digest map of Hunza and Gilgit area

    2004年8月6日(金) いざギルギット・フンザへ!

    朝5時半、タクシーで空港に向かいました。
    6時前には空港に到着。早朝の空港は閑散としていました。ここでベンチに座ってテレビをぼーっと見ていました。
    7時過ぎ、ファラハットさんの兄弟(PIAに勤めている)がやってきて、券面に予約確認のシールを貼ったチケットを渡してくれました。
    今日の天気は雲が出ていますが、時折日もさすという微妙な感じ。
    それでも午前5時半発の1便はギルギットへ離陸していきました。途中引き返すことなく着いてくれよ!って願いつつ。
    ちょっと不安だったのは、スカルドゥ行き(9時半発)がフライトキャンセルになっていたこと。
    そういっているとキリがなくなってきますが。

    午前7時半、搭乗手続きをしにカウンターに行きます。すると、またとんでもないことが判明!
    チケットの券面には今日(8月6日)の搭乗確認シールが貼られているのに、コンピュータ上では明日(8月7日)の搭乗予約になっているとのこと。”あなたの席はありません”と素っ気無いPIA職員の言葉。

    これぞパ・キ・ス・タ・ン・・・・・・・・。

    あきらめず、キャンセル待ちに望みをつなぎます。
    ・・・・・
    ・・・・・
    ・・・・・
    午前8時20分。ほかにキャンセル待ちをしていた4~5人の人とともにどうやらチケットをゲット!急いで搭乗口に向かいます。

    1便は無事にギルギットから帰ってきており、私たち2便の客を乗せる準備をしていました。

    フォッカー・フレンドシップ機
    フォッカー・フレンドシップ機(約40人乗り) : PIAホームページより

    ギルギット便で使われている機体は「フォッカーフレンドシップ」といい、かつては日本の空でも飛んでいた双発のプロペラ機です。

    2010年02月追記:
    使用機材は フレンドシップ機 → ATR-42 に機種が更新されました。

    私たちキャンセル待ちだった客を入れると約40人が乗れる座席は満席の状態。ほんと、ラッキーでした。
    イスラマバード空港は軍民共用なので、軍用機も離発着しています。
    そのため、民間機はたびたび離陸着陸待ちをすることがあります。この時も私たちが乗った小さな飛行機はエプロンの片隅で離陸許可の出るのをしばし待っていました。

    午前10時前、定刻より30分ほど遅れて私たちを乗せたPIA(パキスタン航空)ギルギット行きは離陸しました。
    イスラマバードから一路北に進路をとり飛行します。
    アボタバード Abbotabad, マンセラ Mansehra 付近までは雲が厚く垂れ込めていましたがそこを過ぎるころから雲が途切れ下界が見えるようになってきました。
    インダス Indus River の流れやカラコルムの山々 Karakoram Mountains など雄大な大地の造形が見えるようになってきました。

    ナラーン ナンガパルパット峰

    左 : 景勝地ナラーン Naran, カガーン渓谷 Kaghan Valley
    右 : ナンガパルパット Nanga Parbat 8125m 窓のキズがちょい残念。

    Youtube : Pakistan (ナラーン Naran, カガーン Kaghan, ノーザンエリア Northern Area )

    そして、機長から「ただいま右手にナンガパルバット Nanga Parbat 8125m が見えます」とのアナウンスが。見ると、窓越しに秀峰ナンガパルバットが悠然とそびえていました。機内の人たちもビデオをまわす人、カメラつき携帯で写真を撮る人などなど、つぎつぎに現れるすばらしい景色を堪能していました。
    ギルギットに着陸するまでの小1時間ほど、時間を忘れて迫力満点のマウンテンフライトを楽しむことができました。
    険しい山あいをぬって飛行するルート(有視界飛行)なので、雲が出ているとフライトキャンセルになるのは仕方がないなぁと納得しました。

    やがて、機は高度を下げて着陸の態勢に入ります。着陸直前大きく左に旋回するとそのまま滑るように着陸。時間は午前10時すぎ。
    気流の乱れもなく、パイロットの腕も良かったからでしょう、快適なフライトでした。
    パキスタン国際航空 PIA のパイロットは空軍パイロット出身とのことで操縦技術の高さには定評があります。

    ギルギット空港ターミナルは、教室2個分くらいの小さな平屋の建物です。
    そこで入境手続き(ノーザンエリアに入る外国人はパスポート番号・目的地などを申告しなければなりません)を済ませてターミナルを出ると私を呼び止める人がいます。
    それはKADOのドライバーさんでした。ファラハットさんたちは、昨夜(5日夜)にギルギットに到着しており、私の到着時刻を予想して迎えの車を出してくださっていたのでした。

    空港から車で5分ほどの場所に、彼が泊まっている「ギルギット・コンティネンタルホテル(Gilgit Continental Hotel)」がありました。ギルギット川のほとりに建つ3階建ての瀟洒(しょうしゃ=おしゃれ)なホテルです。

    ギルギット・コンティネンタルホテル
    ギルギット・コンティネンタルホテル Gilgit Continental Hotel

    ここで、ファラハットさんやKADOの人と再会。紅茶をいただきながらしばらく歓談をしたあと、昼前にはギルギットを出発し、KADO本部があるアーリアバード Aliabad に向かいました。
    私たちを乗せた車(ハイラックスサーフ)は快適にフンザへの道を走りました。ギルギット地方は雲ひとつない快晴。窓側の腕がほんのり日焼けしてしまう陽射しでした。
    約1時間半ほど走った車は、グルミット Ghulmit (旅行ガイドに出てくるグルミット Gulmit とは別の場所 )に到着しました。

    ラカポシ・ビューポイント
    道端の看板に「Rakaposhi View Point」の表示

    アーリアバード Aliabad からも程近いこの場所は、ラカポシ Rakaposhi 7788m の眺めがすばらしいビューポイントとして知られています。
    ラカポシからの雪解け水を運ぶ川は轟々とその迫力を間近に伝えています。
    川面を渡る風はまさに天然のクーラー。そんな素敵な景色をながめながらいただく食事の美味しいこと!心地よい時間を過ごすことができました。

    ラカポシから流れてくる雪どけ水 KADOのみなさんとの食事

    ゆっくり休息をとった私たちはアーリアバードに向かいます。
    グルミットから車でおよそ30分。アーリアバードのKADO本部に到着しました。本部といってもこじんまりとした平屋の1軒家。中も各種事務室や資料室があるほかはきらびやかな部屋はまったくありませんでした。
    ここ2時間ほど滞在し、KADOについてパワーポイントを使いながらレクチャーしていただきました。
    KADOでは障害者の支援に力を入れていて、フンザの数箇所に障害者のためのリハビリテーションセンターを設置しているとのこと。今後は地域の人々を巻き込んだ支援活動に結び付けたいと考えているそうです。
    そのため、明日(8月7日)行われる障害者支援セミナーにはフンザ各地の地域リーダーに集まってもらってその考えを伝えていきたいとのことでした。

    KADOの方のレクチャー
    KADOについてのレクチャーを受ける。

    KADO : Karakoram Area Development Organization
    Official Website : http://www.kadohunza.org/
    KADO Website

    2010/02/02 閲覧

    >>パキスタン調査ノート2002年夏(東洋大学 子島進准教授のレポート)にも詳しい記述があります。
    http://frds.itakura.toyo.ac.jp/profiles/nejima/pakistan2002_sum.htm

    この後、KADOの方が車でカリマバードまで送ってくださいました。
    今日の宿は、前回(2004年4月)泊まったヒルトップ・ホテル Hilltop Hotel に決定。

    カリマバードの街を歩いていると、協力隊員のSHIHOさん(コンピュータ技術)YUKIKOさん(小学校教諭)とばったり会いました。
    彼女たちは
    ナラーン Naran – カガーン渓谷 Kaghan Valley – チラース Chilas
    を経てカリマバード Karimabad にやってきたとのこと。
    うぬ、おぬしたち、スゴイところを走破してきたでわないか・・・

    前回の旅でお世話になったイリヤス Mr.Elyas Khan さんとも再会し、食事を一緒にしながら長かった1日は終わったのでした。

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    初版 2004年08月  最終更新日 2010年02月02日

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