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在日パキスタン人による東日本大震災支援活動@岩手県大槌町でのカレー・ミルクティー配布

初稿:2011年3月24日 更新:2018年5月21日(写真追加、Youtubeリンク更新)

AMDA http://amda.or.jp/ の活動で、岩手県釜石市・大槌町での医療救援活動・支援活動の調整員の仕事をさせてもらっている。毎日毎日無我夢中の活動だが、なにか大切な事を教わっている真っ只中とも感じている。

今回の大震災・津波救援活動に入る前から、在日パキスタン人・バングラデシュ人はじめムスリムの方たちが支援活動を行っていることをTwitterなどで知っていた。しかし、バタリ偶然に会えるとは思わなかった。
昨日22日火曜日、寒さに凍えながら立っていた私に差し出されたのが一杯の紅茶。ジンジャーの風味が少しするミルクティー(ドゥードゥパーティー)で美味しかった。
それを大きな大きな寸胴で作り、高校玄関で配っているのを見たときとてもうれしく有り難い気がした。

避難所の大槌高校でミルクティーをふるまうパキスタン・バングラデシュの方々・日本人ボランティアさん(2011年3月22日)

そして今日3月23日。情報収集のために大槌町の災害対策本部が置かれている城山体育館に行くと何人ものパキスタン人たちが一生懸命カレーを作っているところに鉢合わせした。
1200人分の温かいカレーを作って人々に届けるという。とっても素晴らしいことだ。

Youtube | Providing Pakistani foods for the Tsunami victims from Pakistani people living in Japan

2011年3月23日に岩手県大槌町の災害対策本部が置かれていた城山体育館で撮影。

 

出来上がったカレーを皿によそうパキスタンの方々(2011年3月23日:大槌町城山体育館)

美味しいチキンカレーだった(2011年3月23日:大槌町城山体育館)

各避難所に配るため、大なべからカレーを移し替える(2011年3月23日:大槌町城山体育館)

彼らは群馬県や茨城県などから、トラックに食料や調理器具などを積んでやって来られた。
毎日、美味しいチキンカレーを1200人分こしらえ、協力している日本の若いボランティアさんたちと配って回っている。

食材・資材を積んだトラック(2011年3月23日:大槌町城山体育館)

合間合間にはナマーズ(お祈り)をされながら、一心に仕事に取り組む姿が印象的だった。

がんばれ!日本! まけるな!日本


リキシャで日本縦断!: 旅写真家 三井昌志さん

とってもぶっ飛んでて、それで楽しそうで、ワクワクさせられることを、旅写真家・三井昌志さん http://www.tabisora.com/ がはじめました。
それが、Rickshaw バングラデシュ製リキシャ(人力タクシー)での日本縦断です。

リキシャで日本縦断!
http://blife.exblog.jp/
2日目:オカリナのメロディー(徳島県・鳴門市)
http://blife.exblog.jp/13864509/

東京・有明港からリキシャとともに出発し、徳島に上陸されてその旅をスタートされるということで、ちょうど介助も入ってないし・・・と、その到着を歓迎&リキシャに乗ってみようと西宮→徳島まで行ってきました。

2010年03月02日(火曜日)
06:00すぎ JR西宮駅発→姫路→岡山→高松と18きっぷで乗り継ぎ、12:00前にJR徳島駅着。
路線バスでフェリーターミナルに向かい、三井さんを乗せたフェリーを待ちます。
13:00すぎ、定刻通り有明港からのフェリーが到着。徳島新聞の記者さんと待ちかまえます。
車がある程度下りたところで、三井さんがリキシャに乗って下船口に。
さきほどの記事にもある、イギリス人の自転車旅行者さんも下船されてきました。

さ~っそく、リキシャを拝見させていただきます。

image

リキシャの背面部分。バングラデシュでリキシャ・アートの第1人者という Mr.Ahmed アフマドさん http://blife.exblog.jp/13807784/ が精魂こめて描きあげた1台だということで、リキシャ全面にきれいに描き込まれていました。パキスタンでもトラックやスズキなどで同様にデコレーションをしますが、かなりの面積はシール貼り。すべてを手書きで描きこんだものは滅多にお目にかかれませんでした。

デコトラ!
http://www.ktc-johnny.com/decotora1.html

image

特に感じ入って見入ったのがこの絵。

三井さんがお撮りになった
この写真
http://www.tabisora.com/travel/photo-best/168.html
をアフマドさんが忠実に再現された絵なのだそうです。
表情が活き活きしていて、絵から子どもたちの声やにぎわいが飛び出してきそうな、そんなパワーを感じたんです。とっても素敵なアートだと思いました。

ターミナルの中で、三井さんは記者さんからインタビューを受けていらっしゃいました。
その間私はリキシャを見たり、ターミナルで本を読んだり、コーヒー飲んでぼぉ~っとしたり。
ターミナルの職員さんも、「ん?なんじゃこりゃ?」みたいな好奇の目でリキシャを見てらっしゃいました。
ま、私もクルタ(シャルワールカミーズのような民族衣装)を着てましたから、たいがい変に見られてたでしょうけれど(笑)。

さて、インタビューも終わり、三井さんと記者さんが表に出られる段になって、ようやく私が三井さん歓迎に来たことを理解していただけたようです。そうですわねぇ、クルタ着たむさいオッサンがよもや出迎えだとは思うまい。

あとは、三井さんが記事でお書きになってくださったような流れです。

記事中に徳島新聞の記事切り抜きが紹介されていますが、カラー写真付きの記事になっててびっくりしちゃいました。数週間前に介助さきの利用者さんとこで「秘密のケンミンSHOW」の再放送見てた時、徳島は徳島新聞がメジャー紙だと言ってたように思うのですが、その県のメジャー紙であの記事量やからきっといいインパクトあったんだろうなぁって思いました。

介助が入っていなかったというラッキーなタイミングだったのですが、
三井さんご本人に直接お会いできたことはとっても刺激的でした。おまけに第1番目のお客さんになれたこともとってもラッキー。今年の西宮えびすのおみくじが大吉でしたけど、うん、ここまでおみくじ通りに今年はきてるやん。ええ感じなんちゃうん。

歓迎の気持ちをこめて吹かせていただいた「若い力の歌」は青年海外協力隊の隊歌です。
http://www.ktc-johnny.com/usefulitemindex.html#omake

メロディーや歌詞は60年代70年代テイストな感じですが、私はとても大好きな曲です。
なんで好きなんやろ?うーんメロディが自分好みなんでしょうかねぇ。

これを駒ヶ根訓練所で同期たちと一緒に歌ったときのことはよう覚えてるんですわ。
まだ知らぬ、何が起こるのか、何が待っているのか分からない未開の世界を切り開いていく・・・かっこええ言い方かも知れへんけど、開拓精神にあふれた曲やと私は思ってます。
その気持ちはをいつまでも持てたらええなぁって自分の心のどっかの引き出しに入れてるみたいです。

フェリーターミナルを出発し、途中食事できる場所を探しながら、徳島駅方面に向かいます。
三井さんが記事にお書きになっていましたが、ちょうど小学校の下校時間に当たっていたようで、すれ違う子どもたちが「わぁーあれなんやー」とか「かっこいいー」とか言ってくれたり、リキシャとかけっこをしてくれてたりしてました。私も調子こいてリキシャ上でオカリナ吹いてたりと存分に楽しませていただきました。

お昼ご飯をご一緒させていただいたあと、三井さんは次の目的地に向けて出発されていきました。

image

徳島新聞さんの記事で私のことを三井さんのファンと書いてくださってましたが、
たびそら http://www.tabisora.com/ のトップページ。拙ウェブと同様、リロードするたびに写真が自動的に入れ替わるようになっています。そのどの写真もハッとする新鮮な何かを感じさせられます。そらぁ、なりまっせ、ホンマに。
あれだけ素敵な写真がお撮りになれて、はっとするような文章を綴られる三井さんの人となりにほんの少しの時間ですけど触れることができたのは、とてもよかったと思っています。

三井さんは、これから7月末までのご予定でリキシャで日本を縦断されます。
みなさんのお住まいの近くをリキシャが通りかかったら、ぜひご覧になって、乗ってみてください。
思い立ったが吉日、出会った時が吉日なんやろうなぁ。


サリサリ(パキスタン・カリー:横浜市神奈川区)

初稿:2009年1月25日 更新:2018年5月13日(レイアウト変更、リンク・住所などデータ更新)

旧店舗外観(2009年撮影)

パキスタン・カリー:サリサリ
公式サイト(カレーの通販もされています)
http://salisali.web.fc2.com/

Twitter サリサリ&カラバトカリー(公式)
https://twitter.com/sari_curry
食べログ
https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140205/14064834/

住所 神奈川県横浜市神奈川区西神奈川3-9-2 (2016年現在地に移転)
電話 050-294-2136
営業時間
平日:11:30-14:00 17:00-21:00
土日祝:11:30-21:00
定休日  なし
最寄り駅 東急東横線「白楽駅」
駐車場  なし

>> カラバト・カリー(パキスタン・カリー:札幌市南区)
/2008-09-28-qaraabat.html
初代マスターが息子さんに店を預けている?ん、譲ってらっしゃるのか?


2009年1月25日(旧店舗時代の訪問記です)

2年ぶりに東京へ。
駆け足日程で駒ヶ根に行ったから、2日ほどの在東京。
でもどうしても行ってみたかったから時間をやりくりして出かける。

出発地は立川。
南武線で武蔵小杉まで行って、そこから東急東横線乗り換え。
南武線は各停しかない。
立川→武蔵小杉までその間18駅。昼間でもかなり混み合っている車内。
北海道暮らしが長くなると、これだけで疲れてしまうなぁ。

白楽駅

白楽駅

東急線に乗るのは10数年ぶり。大学時代東京に住んでいた頃以来だ。
その頃だってほとんど乗ったことはないけど。
そして、最寄り駅の白楽駅に着く。

六角橋商店街

六角橋商店街

駅からやや下る道を進む。
ここにある商店街は、昔ながらの個人商店が多く残っている。
それと、神奈川大学のお膝元。昼前に着いたが大学生らしい若者が多く行き交っていた。
活気があるなぁ。
商店街の通りを下りきって、大きな通りにぶつかる。
その通りを渡ってほんの少し入ったところにサリサリはあった。

壁面

壁面

↓のYoutube動画やいろいろなブログで紹介されていた外観。
”果ての果てまで行ってみないか これが現地の味” と白い壁面に書かれたコピー。
カラバト・カリー(札幌)のと同じ内容だ。
しか~し!!

サリサリ玄関

サリサリ玄関

↑(上)はサリサリ  ↓(下)はカラバト

カラバト玄関

カラバト玄関

「パーキスタン カリー」のウルドゥ表記がサリサリはすごいことになってしまった。
となりのトトロでねこバスの行き先表記の
「めい」の「め」の字がひっくりかえっちゃったような、そういう感じ。
ウルドゥ文字が分かる人だと微笑ましく思える変化かな。

さぁ、店内へ。
カラバトよりも少し狭くなったかなというスペースにテーブルが置かれている。
カラバトは全体に黒を基調にした雰囲気だったが、
ここサリサリは白が基調。落ち着いた雰囲気は同じ。
すでにお客さんが入っていてカレーを食べていた。

サリサリのカリー

サリサリのカリー

↑(上)サリサリのカリー&サラダ  ↓(下)カラバトのカリー&サラダ

カラバトのカリー

カラバトのカリー

↓(下)参考:パキスタンで私が食べたカレー
結婚式などもてなしの場で出される典型的なチキン(だったか羊だったか)の煮込みカレー。
ナンやローティ、プラーオー(たきこみごはん)と食べたりする。

パキスタンのカレー

パキスタンのカレー

カラバト、サリサリのように鶏の身が完全に煮くずれるまで煮込むことはないけれど、
骨付きの肉を油ギッシュな感じで煮たカレーはあった。
鶏肉はお客をもてなす最上級の素材で、結婚式や招かれた席ではよく出されていた。

サリサリのマスターの言うように、
野菜の水分だけで煮込み、日本のカレーのような小麦粉は一切使わない。
パンジャーブ地方のカレーはもっとスパイスが効いていて辛いと思うけれど、カラバトやサリサリのカリーは確かにパキスタン風味といえる。
サリサリもカラバトもメニューは同じ。カリー・サラダ・チャイのセット。
カラバトでは普通盛・中盛り・大盛りの3種類選べるが、サリサリは盛りは1種類のみ。

サリサリのメニュー

サリサリのメニュー

サリサリでおかわりしたい、大盛りのボリュームで食べたいときは
↑のメニューにある「おかわりカリー500円」を注文する。
で、そのおかわりカリーを頼んでみたら、

おかわりカリー 500円

おかわりカリー 500円

サラダ・チャイがつかない単品カリーが出てきた。
カリーのみのテイクアウトをしているのはどちらも同じ。
フランスパンで食べると美味しいよ!とお薦めされているのもおんなじだった。

チャイ

チャイ

チャイ(ミルクティー:ウルドゥ風に言えばチャーエ)には
カルダモンなど香辛料が入っているがマイルドで飲みやすい。
このときはマスターがどんどんおかわりを入れてくれた。
1時間半くらいお店にいたけれど、4~5杯飲ませてもらったので
後で白楽駅に戻る上り坂は結構苦しかった。

さてさて。
はじめは時間もないし、
食べたらさっさと失礼させていただこう、
なんて思っていたけれど予定をオーバーして居座ってしまった。

サリサリの店の中

サリサリの店の中

お店の中には棚があって、マスターの私物らしきものが置かれていた。
このお店の奥に寝泊まりされているとのことだから、生活の場のにおいが店内ににじんでいるんやね。
で、なにげにその棚を見ていると面白いものを発見!
じぃーーーっとみてみる。。。
。。。。。。

デーグ

デーグ

これ、鉄製のつぼのような鍋。
デーグ(Deg)と呼ばれている。
小さいサイズの鍋は、デーグチー(Degci)という。
この鍋はパキスタン料理ではご飯ものを作るときなどに使われる定番アイテム。

デーグでご飯をたく

デーグでご飯をたく

↑は、パキスタンで活動していたころ、学校の遠足の際炊き出しに提供されていたデーグ(大鍋)。
何人前っていったかなぁ、50人前とか100人前とかデーグ(鍋)によっていちおキャパが決まっていた。
日本ではみかけないこの鍋。
持って帰りたかった隊員もちらほらいたが、なんせこの大きさと重さではね。
そんな日本では珍しいデーグを何でマスター持ってるの?って聞くと、
このお店(サリサリ?カラバトのとき?)の開店祝いにパキスタン人から料理するならデーグないとね、でもらった。
と話していた。
こういうアイテム見るだけでも、もう何年も外国に出かけていない私の血が騒いでしまう。
いいなぁ、うらやましいなぁ。

アルバムをみるマスター

アルバムをみるマスター

マスターにパキスタンで撮った写真のアルバムを見てもらう。
そうそう、こんなのあったよーなんて、マスターが思い出を話されていた。
パキスタンにいた当時のマスターはビジネスを手がけていて、ラホールやイスラマバードを行き来していたそうだ。
当時はまだ高速道路がなくてGTロードという凸凹の悪路もある道。そこをすっとばしてねーなんて話だったり。
商売をする外国人がパキスタンに住むとなると、家も豪華で召使いが付くのは普通。
ベッドの上に食膳台を置いてそこで食事なんてしてさ~と懐かしく話される。

カラーバットの読み方

カラーバットの読み方

これは、カラバト・カリーの記事をアップしたときに紹介させていただいたが、カラバトに似た発音をするウルドゥ単語がある。
その単語には「親戚」などという意味があって、カラバトの語源はマスターの妄想ではなく、現地の人が言っていた言葉だったんじゃないの?ということを書いた。
そこのところ、マスターに聞いてみたかったのだ。
で、マスターに、
私がこうこう、こういう意味があるんですよ、って紙にウルドゥを書いてお話しすると、

あ、そうなんだぁ。

と驚いていらっしゃった。
カラバトは本当にマスターの造語だったらしい。でも素敵なネーミングですよ。

カラバトになくて、サリサリにあるおもしろいもの。

ナプキンですが!

ナプキンですが!

目の前に置かれたナプキンに!!
なんか、おもしろいことが書いてあるんですけどぉ。
そうマスターに言うと、ほらほら、こんなのもあるよなんて

サリサリのユニークナプキン

サリサリのユニークナプキン

どっさりと私のところに持ってきて、
これ記念に持って帰ったらいいよとすすめてくれる。

恋でもなく 愛でもないのに なぜか忘れられない
一部の人に理解される

ほぉ~、マスター珠玉の名言だ。
10種類集めたら豪華景品だよ、なんてマスターも笑っている。
そうだ、マスター他にも良いこと言っていた。

”人生なにがあるかわからない” って。

沖縄に向かっている途中に、この物件に出会ってお店を開業したのは本当らしい。
だから、家賃払うのも大変だっていうのも本当らしい。

だから、カラバトよりも高めの値段設定になるのも仕方がないのかも。
お話をじかに聞いていると、
マスターは人生を自分の色に染めて楽しめる人だなと思った。

テレビって善し悪しがあって、↓のような番組放映をされると
マスターの素朴な人柄よりも
果ての果てまで・・・のようなキャッチコピーでイメージされがちな怪しさが強く印象づけられがちだ。
でも楽しいお店ですよ。くつろげるお店ですよ。
お財布に余裕があったらぜひ一度味わってみてください。カリーとマスターの人柄を。

サリサリ(旧店舗時代)がはじめてテレビでオンエアされたっぽい番組。
Youtube : サリサリ

(テレビ神奈川:2008年4月29日(火曜日)放送)


カラバト・カリー(パキスタン・カリー:札幌市南区)

初版:2008年9月28日 更新:2018年5月13日(レイアウト変更、リンク追加)

カラバトカリー

カラバトカリー外観。左側に4~5台分の駐車スペース(2008年9月)

カラバトカリー(2代目マスター@息子さん)
Facebook
https://www.facebook.com/pages/%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%90%E3%83%88%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%83%BC/124562147595137
Twitter サリサリ&カラバトカリー
https://twitter.com/sari_curry
食べログ カラバト・カリー
https://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010305/1002186/

札幌市南区藤野二条12丁目6-1
電話:011-596-1117
営業時間:11:30~21:00
定休日:水曜日


大きな地図で見る

>>サリサリ(パキスタン・カリー:横浜市神奈川区)
http://www.ktc-johnny.com/2009-01-25-sarisari.html
初代マスターが横浜で開いたお店。カラバト・カリー2号店、というべきか、本店、というべきか。


2008年9月28日

このまえの日曜日。
勤務先の養護学校は日曜参観だった。
アイスクリーム作りをして、体育をして、給食を食べて。
いつもと同じ3時間勤務だったが、いつもよりもラクな感じで仕事をあがった。

名刺

名刺

昼2時前。
養護学校の最寄り地下鉄駅で、札幌に住んでいらっしゃるパキスタンOGの方たちと待ち合わせ。
車に乗せていただいて、230号線を定山渓の方に向かう。
今日は知る人ぞ知る、パキスタンカレー@札幌のお店「カラバト・カリー」に行く。

先代のマスターが、ラホール(Lahore)に滞在されていたときに、現地の人からレシピを教わったんですよ・・・と2代目@息子さんが話してくださる。
で、その先代マスター、あるとき横浜の方に遊びに行ったっきり、そちらでいい物件を見つけてそちらでお店を開業。

サリサリ (支店? 初代マスター)
横浜市神奈川区西神奈川3丁目7-4
電話:045-413-9010
営業時間:11:30~21:00
定休日:なし

さて、カラバトカリーのことを知ったのはいつのことだったろう。
協力隊行く前だったかな?
初代マスターがまだ札幌にいらっしゃったころ、どなたかのホームページに載っていて「あ、これ行きた~い!」って思ったんだったっけ。
今では本当に多くの方がブログで紹介されている。

【藤野】カラバトカリー – 全国カレー食べ歩きブログ 『ステキ伽哩のさんぽはステキ』
http://blog.goo.ne.jp/sutekicurry/e/f66db8ca5d55f13b577ed2d8d4f3eb12

カラバトカリー – 心を打ったこんなこと
http://blog.goo.ne.jp/honeybee55/e/e98a0d61fe364f0a48552f419559dc54

カラバトカリー – 日本総合武術研究会 – Yahoo!ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/casablanca_taki/22397944.html

で、私が初めてカラバトカリーにお邪魔したのはずぅっと最近の今年5月のことだ。
休みにはあちらこちら歩き回っていて、そのついでにと豊平峡温泉(なぜかインドカレーが名物!)の帰りに歩いて歩いてたどり着いた。
3時間くらいかかったような気が・・・・(笑)。

カラバトカリーの好きなところその1

私の心がまずワシヅカミされたのは、入り口のウルドゥ文字。

ーリカ・ンタスキパ

ーリカ・ンタスキパ

ーリカ ンタスキパ(←ウルドゥ文字は右から読む)
と書かれている。

パキスタン人もたっくさん日本各地に暮らしていて、カレー屋さんを開くことも珍しくない。
でもあれなんだなー、パキスタンの評判を気にしてか、パキスタン人経営でも「インド・ネパール・パキスタン料理」ってパキスタンの名前を後につけたりはじめからつけなかったりするんだな。
で、お店にインドのデーヴァナーガリーの文字は入っていてもウルドゥ文字で看板書かれたのって見たことなかったから、それがうれしくてうれしくて(本当に)。

看板

看板

2代目マスターにお伺いすると、以前はパキスタンカレーと日本語看板でも出していたが、やはり昨今の評判を考えてカラバトカリーと名を改めたというお話だった。
そんな激動をくぐり抜け(笑)、こうやってウルドゥ文字が残っているのはとてもうれしい。

カラバトカリーの好きなところその2

なんといってもメニュー。
だって、カレー(セット:サラダ+チャーエ)しかない。辛さ指定もナシ。普通盛り・中盛り・大盛りだけ。

テイクアウトでカレーだけ持って帰るってのもありだけど、とにかくカレー(セット)
だから、混んでいてもあまり待たずにカレーが出てくる。

カリーセット

カリーセット

↑普通盛。780円(サラダ+紅茶つき)。中盛り100円、大盛り200円UP。

カレーは、オイリーなところや、マサラ使いはパキスタンチック。
よく煮込んだ鶏肉はバラバラになるほど。これにショウガがいいアクセントになっている。
まったく同じカレーっていうのはパキスタンで食べたことはないけれど、うーん、煮込み方は「チキン・ジャルフレージー」っぽいかな。
そんなことをこの日ご一緒したパキスタン協力隊OGの方と話す。
あと、「チキン・ハンディ(土鍋煮込み)」もそれっぽいかな。

私はこの日で3回目。いつもごはんでカレーをいただくが、パンにつけても美味しいとお店の壁の説明には書いてある。
食事時を少し過ぎた時間にいつも来ているが、お客さんが途切れることがないし、それにテイクアウトしていく人が多いのにびっくりする。
3人前4人前って注文していくんやもんね。
本場パキスタンカレーからすると、ぐっと日本人向きにマイルドでオイリーさも控えたレシピだけど、おいしいっす。

カラバトカリーの好きなところその3

雰囲気。

カレー屋によくありがちなアジアンorエスニック装飾とか音楽とか、お香のにおいとかは全然ない。
国道沿いだけれど静かな店内。パキスタンってのを主張しているのが表の看板とカレーとそれとラホールの写真集、あとは天井から下げられているカーペットがそれとなく南アジアンな雰囲気になっているだけで、陽だまりの中おしゃべりに夢中になれる喫茶店のような雰囲気だ。
居心地がいいのだ。

そんな雰囲気の中でOGの方たちと話すのはやはりパキスタンのこと。
お店に向かう車中で初めて聞いて驚いた、マリオットホテルでの自爆テロ。

AFPBB News イスラマバードのホテルで爆弾による大きな爆発、死傷者多数(2008年9月20日)
http://www.afpbb.com/articles/-/2519607?pid=3358329

マリオットホテルのあるあたりはPTV(パキスタン国営テレビ)、情報省、それにちょっと行けば大統領府やら国会、官庁街があるイスラマバードの中でも最重要エリアのひとつ。
その場所に1トン以上とも言われる爆薬を運びこめるってゆう警備体制はどうなってるんだ!

日本での報道ではムシャラフ退陣を人々は喜んでいたというが、あの国の民政のレベルの低さを考えれば、アフガンの混乱もひっくるめた難局の最中に、軍部を押さえられるムシャラフを辞めさせて「ミスター10%(←賄賂の%)」という悪評のあるザルダーリが大統領になるのってどういうことよ!って独りで怒っていた。

すると、OGの方も同感だというお話で私も読ませてもらっている日パ旅行社のお母さんのブログの話題になった。

オバハンからの気まぐれ便り
http://blogs.yahoo.co.jp/kimagure_obahan
オバハンからの気まぐれ通信(過去ログ)
http://www.pat.hi-ho.ne.jp/nippagrp/obahan.htm

長年パキスタンに暮らすお母さんの言葉は的確で鋭い。
2005年のパキスタン地震救援活動のときにも大変お世話になったが、あの混乱の最中にあっても仕事と救援活動を切り盛りされていたバイタリティーは本当に頭が下がる。
それにあの地震の話題がのぼらなくなっても変わらず支援活動を続けられている。

日パ・ウェルフェアー・アソシエーション
http://www.pat.hi-ho.ne.jp/nippagrp/pakistan.htm

長年の信用と培った人脈から得られる情報は確かです。
いまのパキスタンを知ることのできる貴重なソースのひとつです。
そうした悲しい話もしたけれど、話すことはまだまだ尽きない。
帰国してから、そしてこれからのこと。
みんなパキスタンには人一倍の思い入れがある。

それに国際協力の仕事に携わっていきたいという思いを持ちながらいまの仕事をしている現状。
おたがいにそれぞれ、こうなりたいという目標を持ちながら、それをかなえるのにどうしていったらいいんだろう、その気持ちを話せて、その話を理解してもらえる仲間が札幌にいることはありがたいことだと思う。
それと、食べ物。

アフガンレストランのカブーリプラオー、ピンディのラグ麺屋、ラナマーケットのファイヤーポット、普通のダールチャーワル、マンゴーシェイクチキンカラーヒー、チキンハンディ・・・・もう次から次へと食べ物の固有名詞が出てきて「たべたーーーーーーーい!」と一同同意。
悲しいこともため息つくことも、それから懐かしいことも。
そんな話が思いっきりできた幸せな午後だった。

【カラバトの意味】
さて、初めてお店にお邪魔したとき、「カラバト」ってどんな意味ですか?と2代目マスターにお聞きした。
そうすると、そのときの2代目マスターの答えは、
”初代マスターがラホールに行ったときに忘れられなかった言葉だそうです。”
なんてことを話されていた。
ほかのブログを拝見すると、

『カラバト』とは、世界で一番最初にスパイスを発見した偉大なる先人。
(中略)
はい、全てマスターの”脳内妄想”ですww。
横浜・白楽 「サリサリ」 – カレー侍
http://blog.goo.ne.jp/boring-gtr-hero/e/21b0fa4727991c6df1c9d9c6f342b0b4

ということだそうだ。
でも、もしかしたら、マスターがラホールで聞いた忘れられないフレーズだったのかも・・・と思い、辞書で調べてみると・・・あったあった。

カラーバットのウルドゥ表記

カラーバットのウルドゥ表記

カラーバットの読み方

カラーバットの読み方

Q -R-A -B -T と書かれていますが、これに母音を補助的に入れて発音すると
Q(a)-R-A(a)-B(a)-T と読むことができます。
ウルドゥ文字ではこのように、母音が付かない表記をすることがよくあります。

qaraabat(カラーバ(ッ)ト)
アラビア語由来、女性名詞
意味:近隣、親類関係、親族の関係
出典:ウルドゥー語辞典(加賀谷 寛 著:大学書林:2005年4月)

↑これが「カラバト」にとても近いだろうウルドゥの単語だ。
きっと先代マスター、ラホールでは家族同様のお付き合いをしてくれていたパキスタン人がいたのではないかな。
もしいたとしたら、「お前は俺の家族だ、いつでも遊びに来てくれ、飯食っていってくれ、泊まっていってくれ」ってあたたかく歓迎されたんじゃないかな。
とすれば、「カラーバット」というフレーズ聞いていただろうなぁ。

本当に、単に妄想から出た言葉だとしても、カラバト、とても素敵な名前ですよ。大事にしてほしいな。


The Japan-Pakistan Association : 公益財団法人 日本パキスタン協会

公益財団法人 日本パキスタン協会
公式ウェブサイト: http://www.japan-pakistan.org/
1948年設立。1960年に財団法人として認可。2013年公益財団法人に移行。
日本-パキスタンの二国間団体として長い歴史を持ちます。
(略史)http://www.japan-pakistan.org/about/ryakushi.html

お問い合わせ:
http://www.japan-pakistan.org/contact/index.html

パーキスターン表紙
会報「パーキスターン」の表紙です。(現在はPDF版)

会報「パーキスターン」とは
http://www.japan-pakistan.org/bulletin/index.html


他の日本・パキスタン2国間に関わる団体

日本パキスタン経済委員会
(設立)1984年11月
(目的)日パ双方の両国実業界間の貿易、投資、観光その他の分野の経済活動を促進。
(リンク)東京商工会議所 | 日本・パキスタン経済委員会
http://www.tokyo-cci.or.jp/about/international/pakistan/

特定非営利活動法人全日本パキスタン協会
(設立)2013年7月(特定非営利活動法人として)
(目的)この法人は、広く一般市民と在日外国人に対して、市民参加と相互扶助の精神のもと、国際交流の会、各種相談会及び情報提供サービス等に関する事業を行い、国際交流並びに人権擁護に寄与することを目的とする。
(所在地)さいたま市岩槻区上野6丁目7番14号
(リンク)内閣府 | NPOホームページ
https://www.npo-homepage.go.jp/npoportal/detail/103011027


2004年5月号に”パキスタンでの青年海外協力隊活動について”と題した私の寄稿文が掲載されました。
(財)日本パキスタン協会様から掲載のご許可をいただきましたので、その全文をアップさせていただきます。

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