Mr.Muhammad Amin : ムハンマド・アミンさん

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Mr.Muhammad Amin ムハンマド・アミンさんの住む、Khaplu カプルーは、ノーザンエリア・スカルドゥの東方にある街です。

カプルーに着いて2日目、街を歩いていると、あるお店の前で談笑している方々に呼び止められました。
私が協力隊活動でイスラマバードで障害者職業訓練校で働いていたことを話すと、もっと話を聞きたいといい店のなかに招かれました。

ムハンマド・アミンさん
ムハンマド・アミンさん

彼は、Mr.Muhammad Amin ムハンマド・アミンさんといい、カプルーの市街地からやや離れた閑静なところで雑貨店を営んでいます。年齢は25歳で結婚しお子さんを1人もうけていらっしゃいます。
ポリオによる軽度の麻痺が片足の先にあり歩行がやや不自由です。
現在、イスラマバードにあるアラーマ・イクバル大学( Allama-Iqbal Open University:AIOU )の通信課程2年目を履修されているとのことでした。

残念ながら、パキスタンの障害者支援は地域格差があり、彼の住むバルティスタン地方(Baltistan:スカルドゥ以東の地域)にはスカルドゥ市内に障害児教育校(職業訓練課程も含む)が1校あるのみで、その他の郡部には1校もありません。
宗教税(*)の配分を担当するベイト・ウル・マール(Bait-ul-Mal)が年間3000ルピー(5500円)ほどのお金を恩恵的に支給しているとのことですが、それ以外に政府が障害当事者の方を支援するといったことは乏しく就労することが難しいばかりか、教育を受ける機会も大幅に制限されている現状です。

彼は言います。
” 私は、障害者が学んだり職業訓練を受けることのできる施設をこの郡 ( Ganche:ガンチェ郡 ) に作りたいのです。また、この郡に障害者がどのような割合で住んでいるかについても戸口調査をするなどしてお知らせすることもできます。そのための支援を日本のみなさんにお願いしたいのです。 ”

限られた時間しかお話できませんでしたが、とても実直な好青年という印象を受けました。
お金での支援をできる立場にいまの私はありませんでしたが、日本が行っている草の根支援のお話やこうしたことを相談できそうなパキスタンの方の連絡先をお教えすること、ぜひその現状を綴って雑誌「パキスタンスペシャル」に投稿されてみてはどうかなどお話させていただきました。

彼の元を次回訪れるチャンスがいつかくることを願い、カプルーを後にしたのでした。(2005年9月25日記)

(*)宗教税=ザカートと呼ばれ、「救貧税」と訳されることもある。ラマザーン(断食月)開始にあたり銀行口座から天引きする形などで徴収されている。一般の税については大土地所有者が税逃れをすることが多いといわれているが、この税についてはイスラーム教徒としての意識の高さからか徴収率は高いとされている。
ここで集められたお金はBait-ul-Malと呼ばれる部局で管理され、貧しい人・障害者の方へ配分されている。


初版&最終更新日 2005年09月25日

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