2013年夏、中国→パキスタン縦断旅行記(中国編)

■2013年7月18日(木曜日)
長野・駒ヶ根→中部セントレア国際空港→上海浦東国際空港→上海虹橋国際空港

7月16日(火)朝、大阪梅田発の高速バスで駒ヶ根にやってきた。
9月下旬に協力隊同期の同窓会を駒ヶ根訓練所で行うため、その打ち合わせをすることと、これからパキスタンで訪問予定のゴジャール地方ムルフン村の件で駒ヶ根のとなり町になる飯島町国際協力会さんと打ち合わせをするためだった。
それぞれ予定は滞り無く終えることができ、その他にも協力隊訓練時にお世話になった方やパキスタン派遣協力隊OVにお会いできたりで有意義な2泊3日になった。

そして、いよいよ今日中国へ向けて出発する。
駒ヶ根バスターミナルの真ん前にあるのが、ホテル・オオハシ http://komagane.ohashi-hotel.com/ だ。楽天予約で4800円とまぁまぁの値段(パン軽食の朝食サービス付)で、従業員用の洗濯機・乾燥機を無料で借りれたのも良かった。でも順番待ちしたので洗濯を始めたのが夜中3時、乾燥が終わったのが5時前で結局眠れなかった。
そんなバタバタな朝だったが、朝9時25分駒ヶ根発の高速バスで名鉄バスターミナルに正午過ぎに到着。
名鉄のおとなりの名古屋駅ビルに入っている東急ハンズでカバンを買ってしばらくしたら、名鉄ミュースカイの発車時刻になった。

13時20分名古屋発のミュースカイは25分ほどで中部国際空港に着いた。上海便のチェックイン開始が14時からだったので、しばらく待つ。
そして、チェックイン開始。
今回のチケットは、Skyscanner http://www.skyscanner.jp/ という格安航空券検索サイトで自分で調べて→予約したもの。
目的のカシュガルへは日本からの直行便はなく、安いのは中国東方航空の上海経由のもの。2013年6月初めの購入時で約362ユーロ(4万3千円)だった。

使用機材はエアバスA320。150席程度のやや小型な双発ジェット機だが、中国ではあちこちで目にした機体だ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%A2%E3%83%90%E3%82%B9A320

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セントレア搭乗前。使用機材はエアバスA320。

ボーディングブリッジを下るように搭乗する。
チェックイン時に座席の指定ができたので、窓側をチョイス。3席連の間が居らず、通路側は日本の男性だった。
全体に8割くらいの搭乗率。圧倒的に中国人で日本人は1割いたかどうか。
機内でのミールは1回。点心中心の軽食的なもの。餃子は厚めの皮に具はギッシリで美味しかった。

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名古屋~上海便の機内食。点心が中心だった。

機内ではその日本人男性とお話をする。彼は中国語を勉強しており、海外での仕事をしたく今回中国→香港へ行くとのこと。
自分が元協力隊員だということを知って、協力隊のことをいろいろ尋ねてきた。それに答えつつ、今年で協力隊に参加して10年になるこのいままでを思い返したりする。

今回の旅はその「協力隊参加10周年」という区切りに心惹かれるものがあったのが動機のひとつになっている。
だから、道中日本からの頼まれごとや友人に会う、街なかや名所を回るということをこなしながらも、この10年の自分の来し方、そしてこれからの行く末を思う旅にしたいと強く意識している。


それはさておき、日本時間16時セントレア発の中国東方便は、ほぼ定刻の17時14分(日本時間18時14分)上海浦東国際空港に着陸した。
人生初めての中国入国(PIA便で北京空港での機内待ち経験はあったけど)、何気にドキドキしていたけれど、イミグレの若い女性係官はチャーミングな笑顔を見せつつ、てきぱきと処理していたのでホッとする。
その係官に「Go to Pakistan?」と聞かれたので「Yes」と答えると、ポンとパスポートに入国スタンプを押してくれて返してくれた。

ターンテーブルで荷物を受け取り、カートに載せて管理エリアを抜けてターミナル待合へ。
早速したかったのが両替。いくつかサイトを見て両替のレートのいいところをチェックしてきたのに、浦東空港のこのターミナルのフロアでは上海浦東銀行の両替ポイントしか見つけることができなかった。
で、開いているカウンターに行くと「いま閉店時間になったから、隣の自動両替機でお願いします」と言われる。

なるほど、ネットでも書いていたように日本語表記もある両替機だ。
近くの警備員のおっちゃんが親切に操作方法を教えてくれる。で、両替。

20000日本円→1081人民元(1元=18.5円)のレート。
為替レートだと2013年7月現在1元=16円台だから、こんなもんかいな?
とりあえず、両替機が壊れず無事両替できて良かった良かった。

両替の後、ターミナルを出て、バス1番のりばの上海虹橋空港行きリムジンバスを待つ。
翌朝の虹橋空港発フライトが早いので、虹橋空港内にあるエアポートホテルに泊まることにしたからだ。
他の番線のバスは到着予定時刻の案内はなく、30分に1本程度という表記があるのみ。
蒸し暑いなぁ~と思いつつ待つとようやっと18時20分ごろ、「1号銭」という表記の出たお目当てのバスが到着した。
ボルボ社製の高床式バスで、荷物はめいめいでトランクに突っ込んでいくスタイル。
バスは浦東空港のもうひとつのターミナルにも停まり、車内はほぼ満席になった。それから車掌さんが運賃(30元)を集めてまわる。
浦東空港→虹橋空港は、上海の中心街を挟んで左右に位置している。バスは高架道路を走行するが、途中渋滞に巻き込まれ、1時間半ほどかかって虹橋空港のバスターミナルに到着した。
同乗していたもうひとりの外国人(ヨーロッパ)が私と同じエアポートホテル泊だったので、ホテルはどこ?とターミナル内を少し歩いたがすぐにホテルの場所を見つけて向かう。

きょう泊まるエアポートホテルは、海外ホテル検索サイトの agoda.com http://www.agoda.jp/ で見つけたもの。
「虹橋空港第2ターミナル内にあって、翌朝早朝便利用者にはとても便利だよ」というレビューがあったし、サービス料込で1泊7000円はお得だと思って予約したが、その期待をいい意味で裏切る綺麗で高級感のあるホテルだ。
今夜分の宿代はネット決済していたが、デポジットとして更に500元を預ける。

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上海虹橋空港エアポートホテルの客室。高級感~。

ガラス張りのシャワールームとか、アメニティの豪華さ、空港のフライト情報・NHKワールドも普通に見られる大画面テレビ・日本のダイキン製エアコンとかまぁ感嘆の声が自然と出る設備だった。
朝から移動だったのでそのまま休んでしまおうかと思ったけれど、折角の上海、何か街なか経験したいな、と思い、すぐに部屋を出て、第2ターミナルにリンクしている地下鉄2号線で5駅ほど市内中心に向かった「中山公園駅(運賃4元)」まで出かけることにした。
きっぷは券売機で行き先を表示させてそれをタッチし、現金を入れるとカードが出てきた。
改札前に荷物を検査機に通し、それをクリアしてからカードを改札にタッチしホームに向かう。
虹橋空港第2ターミナル駅はできて間もない駅のようでホームドアが備え付けられており、次発、次々発の電車の到着予定時刻が表示される親切さだ。
やがてやってきた電車に乗り込む。電車は札幌地下鉄のように車両間のドアがなく風がよく通って心地いい。
中山公園駅について地上に上がりしばらくうろついた後、改札前のマクドナルドで鶏肉・野菜のせごはん+コーラのセット(22元)をテイクアウトする。

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上海・中山公園駅のマクドナルドでテイクアウトした鶏野菜ご飯BOX。

そしてまた地下鉄に乗り、虹橋空港第2ターミナル駅→エアポートホテルの自室まで帰り、遅い夕食をとって寝る。

■2013年7月19日(金曜日)
上海虹橋空港→ウルムチ(一時降機)→カシュガル

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上海虹橋空港第2ターミナル。

虹橋空港からのフライトが朝7時45分発になっていたので、6時30分ホテルチェックアウト→空港チェックインのつもりで動いていたが、空港のあまりの閑散さに日中の時差(1時間)で朝5時30分にホテルをチェックアウトしたことに気づく。早すぎた~、とも思ったが、5時40分ごろには東方航空のカウンターもチェックインを開始したのでこれ幸い、とまず機内預けの荷物を預けた。
その時に係の女性が「OPEN(かばんの中身チェックが必要だから係官のところ開けて)」と繰り返して(検査室を)指さしていたのを、
搭乗手続きはOKでゲートはOPENになったから、搭乗ゲートに向かってと指さしていた、と私が勘違いし、30分以上あちらこちらをウロウロするハメになってしまった。
(もし1時間勘違いして早く来なかったら、飛行機乗れなかったかも・・・)
で、結局、かばんの方は係官にチェックしてもらいOKをもらって、荷物預け票にスタンプを押してもらい、それを初めに荷物預けをしたカウンターで見せてボーディング・パスをもらいようやく搭乗ゲートに向かうことができた。

ここまででだいぶ時間を使ったが、それでも少し時間があったので搭乗ゲートに向かう途中にあったケンタッキーでお粥とホット豆乳を注文する。
お粥は塩気がちょうどよく、豆乳は程よい甘さで、先ほどのゴタゴタからの緊張の解放のせいもあってか、ホッとする美味しさだった。

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虹橋空港ケンタッキーで食べた朝食。中華粥(8.5元)と豆乳(8元)。

搭乗は、バスに乗って駐機ポイントまで移動してタラップを上るスタイルだった。

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エアバスA320型機。中国の多数の航空会社が使っている機材だ。

機材は日本発便と同じA320型機。150席程度の機内はほぼ満席だった。
搭乗開始は定刻(離陸30分前の7時15分)だったが、離陸許可待ちで時間がややかかり、8時過ぎに離陸。
離陸して小1時間ほど経つと、ミールが運ばれてきた。

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上海~ウルムチ間の機内食。あんかけそばがとても美味しかった。

清真(Islamic Food)という表記のラップ、シールの貼られたボックスが2つ。
1つはエビ・しいたけなどの入ったあんかけそば、もうひとつは丸パン、デザート、たけのこ、パック水などが入ったボックス。
あんかけそばは、麺にもオイスターソース風味の味が絡めてあり、むきえびもたくさん入っていてとても美味しかった。
イスラム用中華といえば、これまでパキスタンで食べてきて、豚肉を使わない中華ってこんなもんだよな、という自分なりの見方があったが、きょうのこのあんかけそばは豚肉を使わなくても本場中国の中華は機内食もうまい、と思わせるものだった。

 

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上海~ウルムチ間の機内から

このフライトでも座席は窓側。
窓から眺める景色が平野~白雪をいただく尾根~砂漠のような大平原
と変化に富んでいた。
隣に座る中国人夫婦もキャビンクルーも「あ、日本人だ」という意識を少し持ってるように感じられたけれど、親切な物腰。
昨日の地下鉄といい、今日の機内といい、話し声でとてもにぎやかだ。中国人の国民性というか、国に勢いがあるからなのか。

約5時間飛んで、飛行機はウルムチに着陸した。
カシュガルまで行く私はこのまま機内で乗り換えを待つだけだと思ったら、全員降りてとのことで降ろされて空港ターミナルの到着ゲートへ。
少し待ったが、乗り換えなどの案内もなかったので「Transfer Passenger Counter」と書かれたカウンターに居た女性職員にボーディングパスを見せながらどこにいけばいいか尋ねる。
その職員、内線電話で問い合わせてくれて「Wait a moment」と待つように私に言った。
約30分ほど経った13時45分ごろ、オレンジの安全ベストを着た別の女性空港スタッフさんが現れて「ついてきて、急いでね(快、快、Quickly)」としきりに言って
到着ゲートを抜けて→もいちど搭乗チェックイン→安全検査
という再搭乗の手続きを私にさせた。
ウルムチでは、さきごろの暴動の影響もあったからだろうか、靴も脱ぎ、全身触られる身体検査など安全検査は厳重だった。
身体検査をした若い男性職員は親しそうに「ニホンジン?」とニコッと笑いながらチェックしていたなぁ。
こういう慌ただしい目にあったけれども、それぞれの場所で私を行列の先頭に割り込ませてくれたオレンジベストの職員さん、それを(まーしゃーないかかもだけど)自然に譲ってくれた乗客たちには、感謝感謝。

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ウルムチ空港ターミナルをバックに上海発券&ウルムチ発券の2枚のボーディングパス。

どうにかこうにか10分ほどですべての手続をすませて、14時前には何とか搭乗受付をすませ、バスで駐機スポットに向かう。
同じ機体を使い、また9割ほどの乗客を乗せたカシュガル便は14時30分頃ウルムチを離陸。
ボーディングパス上は同じ座席のはずだが、今回は通路側だった。
離陸後15分ほどして、パンとミネラルウォーターだけのシンプルな機内食。短距離国内線(といっても名古屋~札幌くらいはあるけれど)はこんなシンプルなミールなんかいな。

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ウルムチ~カシュガル便の機内食。パンにはベーコン?中華ハムの刻みが混ぜ込んであった。

そうそう、上海虹橋空港の搭乗待合のとこで見たけれど、給湯器が置いてあって、みんなプラ製ボトルや魔法瓶を持ってお湯を注いでいたなぁ。そういうのも実際に初めて見ると新鮮だ。

そしてウルムチを離陸して2時間後の16時30分過ぎにカシュガル空港に着陸。
上海から機内預けをしたバッグは白く汚れていたが無事届き、ターンテーブルからピックする。
ターミナルを出て、まずは全体をパチリ。
中国の外れのはずれの空港だが、新装間もないからかとても綺麗だし、規模も福島・仙台とか日本の地方空港と同じかそれ以上かもな規模。

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カシュガル空港ターミナル

活気があったのはタクシー乗り場。ドライバー同士が客を争奪して言い争いがすごい。でもそれがウイグルの人たちのパワーとも感じられ見ていて楽しい。
といいつつ、リムジンバスもなかなか来なさそうだったので、3人相乗り(1人30元)でカシュガル市内へ向かう。
ものすごーーーくだだっ広い道を一度左折したくらいなわかりやすい道順で15分ほどで市内に着く。
タクシーの運転手からは「宿どこにするの?」と聞かれたけれど、「自分で探すから」と答え、地球の歩き方を読んで目星をつけていた、エイティガール寺院付近の宿を目指してタクシーを下りる。

その目をつけていた「如家酒店(歩き方にのっている)」に行き、英語(というか単語の羅列)で泊まれるか聞くと、フロントの女性は「No」と答え、市内観光地図を渡して、これも歩き方に載っている「其尼瓦克賓館」に行け、と言われる。
どなたかのブログでも書いていたが、外国人の泊まれるホテルが限定されてきているのだろうか?
ともあれ、言われたとおりに「其尼瓦克賓館」に行く。歩き方にあった「友誼楼」のほか、新築らしい本館がそびえるホテルで、高級そう、料金高いかな~と思いながらも本館フロントで部屋はあるか尋ねる。
すると受付の女性スタッフはあるわよ~友誼楼なら1泊220元よ、と答えたのでそれでいっか、とチェックインする。
2泊分440元+デポジット=600元を払い、引換票をもらう。カードキーはボタン型電池のようなものがついていて、それをドアのくぼみに当てて解錠するというものだった。

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カシュガルで宿泊したホテル。右が「友誼楼」、左にそびえるのが新築の本館。
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友誼楼で泊まった部屋。シングルルームでも、この写真のダブルルームでも料金は220元で一緒。

 

2013年夏、中国→パキスタン縦断旅行記(中国編)」への2件のフィードバック

  1. 出発されたのですね。

    機内食といいケンタッキーのおかゆやマクドの炊き込みご飯?
    海外渡航歴がほとんどない自分には
    びっくりするばかり。
    それぞれのお国柄に対応しての事でしょうね。

    現地の方とのやりとりもさすがですね。
    予約ナシで宿泊先を現地で決めるってすごいです。

    そういえば唯一の渡航経験のハワイで食事を摂ろうと
    フードコートで焼きそばを頼むのに
    『ワン チャンミン』と言ったら
    お店の女の子が笑いながら、焼きそばを1本だけお皿にのせて
    満面の笑みで渡してきたので、慌てて中学英語を思い出して
    『ア プレイト オブ チャンミン』 
    と言い直したら、ちゃんと盛ってくれました。

    どうぞ道中ご安全に。
    無事の帰国をお待ちしております。

    ゆうや父でした。

  2. ゆうやお父さん

    秋の運動会でお会いしました折、こちらにコメントしてくださったことにお礼を申しあげず、すみません。
    帰国から時間が経ち、鮮度は下がってしまいましたが、ようやっと更新させていただき、改めてこの場よりお父さんにお礼申し上げます。
    はじめてお父さんにお会いしたのが2010年秋のことで、それから3年余が経ちますが、その間2011年と今回2013年夏の2回パキスタンを訪れました。それぞれに思い出深いものでしたが、この2013年夏の旅行は1ヶ月という長期間になったこと、パキスタンを縦断する行程になったことなどもあり、インパクトのある思い出と今後の自分の歩き方への影響を残すものとなったと感じております。

    ここ数年、Facebookの方を中心にしていて、ブログは放置することしばしばでございましたが、今年はブログを保守するよう努めたいと思います。

    この新しい年2014年、ゆうやお父さんご一家がお幸せでお健やかな一年をお過ごしになられますように。

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