カラバト・カリー(パキスタン・カリー:札幌市南区)

初版:2008年9月28日 更新:2018年5月13日(レイアウト変更、リンク追加)

カラバトカリー

カラバトカリー外観。左側に4~5台分の駐車スペース(2008年9月)

カラバトカリー(2代目マスター@息子さん)
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https://www.facebook.com/pages/%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%90%E3%83%88%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%83%BC/124562147595137
Twitter サリサリ&カラバトカリー
https://twitter.com/sari_curry
食べログ カラバト・カリー
https://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010305/1002186/

札幌市南区藤野二条12丁目6-1
電話:011-596-1117
営業時間:11:30~21:00
定休日:水曜日


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>>サリサリ(パキスタン・カリー:横浜市神奈川区)
http://www.ktc-johnny.com/2009-01-25-sarisari.html
初代マスターが横浜で開いたお店。カラバト・カリー2号店、というべきか、本店、というべきか。


2008年9月28日

このまえの日曜日。
勤務先の養護学校は日曜参観だった。
アイスクリーム作りをして、体育をして、給食を食べて。
いつもと同じ3時間勤務だったが、いつもよりもラクな感じで仕事をあがった。

名刺

名刺

昼2時前。
養護学校の最寄り地下鉄駅で、札幌に住んでいらっしゃるパキスタンOGの方たちと待ち合わせ。
車に乗せていただいて、230号線を定山渓の方に向かう。
今日は知る人ぞ知る、パキスタンカレー@札幌のお店「カラバト・カリー」に行く。

先代のマスターが、ラホール(Lahore)に滞在されていたときに、現地の人からレシピを教わったんですよ・・・と2代目@息子さんが話してくださる。
で、その先代マスター、あるとき横浜の方に遊びに行ったっきり、そちらでいい物件を見つけてそちらでお店を開業。

サリサリ (支店? 初代マスター)
横浜市神奈川区西神奈川3丁目7-4
電話:045-413-9010
営業時間:11:30~21:00
定休日:なし

さて、カラバトカリーのことを知ったのはいつのことだったろう。
協力隊行く前だったかな?
初代マスターがまだ札幌にいらっしゃったころ、どなたかのホームページに載っていて「あ、これ行きた~い!」って思ったんだったっけ。
今では本当に多くの方がブログで紹介されている。

【藤野】カラバトカリー – 全国カレー食べ歩きブログ 『ステキ伽哩のさんぽはステキ』
http://blog.goo.ne.jp/sutekicurry/e/f66db8ca5d55f13b577ed2d8d4f3eb12

カラバトカリー – 心を打ったこんなこと
http://blog.goo.ne.jp/honeybee55/e/e98a0d61fe364f0a48552f419559dc54

カラバトカリー – 日本総合武術研究会 – Yahoo!ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/casablanca_taki/22397944.html

で、私が初めてカラバトカリーにお邪魔したのはずぅっと最近の今年5月のことだ。
休みにはあちらこちら歩き回っていて、そのついでにと豊平峡温泉(なぜかインドカレーが名物!)の帰りに歩いて歩いてたどり着いた。
3時間くらいかかったような気が・・・・(笑)。

カラバトカリーの好きなところその1

私の心がまずワシヅカミされたのは、入り口のウルドゥ文字。

ーリカ・ンタスキパ

ーリカ・ンタスキパ

ーリカ ンタスキパ(←ウルドゥ文字は右から読む)
と書かれている。

パキスタン人もたっくさん日本各地に暮らしていて、カレー屋さんを開くことも珍しくない。
でもあれなんだなー、パキスタンの評判を気にしてか、パキスタン人経営でも「インド・ネパール・パキスタン料理」ってパキスタンの名前を後につけたりはじめからつけなかったりするんだな。
で、お店にインドのデーヴァナーガリーの文字は入っていてもウルドゥ文字で看板書かれたのって見たことなかったから、それがうれしくてうれしくて(本当に)。

看板

看板

2代目マスターにお伺いすると、以前はパキスタンカレーと日本語看板でも出していたが、やはり昨今の評判を考えてカラバトカリーと名を改めたというお話だった。
そんな激動をくぐり抜け(笑)、こうやってウルドゥ文字が残っているのはとてもうれしい。

カラバトカリーの好きなところその2

なんといってもメニュー。
だって、カレー(セット:サラダ+チャーエ)しかない。辛さ指定もナシ。普通盛り・中盛り・大盛りだけ。

テイクアウトでカレーだけ持って帰るってのもありだけど、とにかくカレー(セット)
だから、混んでいてもあまり待たずにカレーが出てくる。

カリーセット

カリーセット

↑普通盛。780円(サラダ+紅茶つき)。中盛り100円、大盛り200円UP。

カレーは、オイリーなところや、マサラ使いはパキスタンチック。
よく煮込んだ鶏肉はバラバラになるほど。これにショウガがいいアクセントになっている。
まったく同じカレーっていうのはパキスタンで食べたことはないけれど、うーん、煮込み方は「チキン・ジャルフレージー」っぽいかな。
そんなことをこの日ご一緒したパキスタン協力隊OGの方と話す。
あと、「チキン・ハンディ(土鍋煮込み)」もそれっぽいかな。

私はこの日で3回目。いつもごはんでカレーをいただくが、パンにつけても美味しいとお店の壁の説明には書いてある。
食事時を少し過ぎた時間にいつも来ているが、お客さんが途切れることがないし、それにテイクアウトしていく人が多いのにびっくりする。
3人前4人前って注文していくんやもんね。
本場パキスタンカレーからすると、ぐっと日本人向きにマイルドでオイリーさも控えたレシピだけど、おいしいっす。

カラバトカリーの好きなところその3

雰囲気。

カレー屋によくありがちなアジアンorエスニック装飾とか音楽とか、お香のにおいとかは全然ない。
国道沿いだけれど静かな店内。パキスタンってのを主張しているのが表の看板とカレーとそれとラホールの写真集、あとは天井から下げられているカーペットがそれとなく南アジアンな雰囲気になっているだけで、陽だまりの中おしゃべりに夢中になれる喫茶店のような雰囲気だ。
居心地がいいのだ。

そんな雰囲気の中でOGの方たちと話すのはやはりパキスタンのこと。
お店に向かう車中で初めて聞いて驚いた、マリオットホテルでの自爆テロ。

AFPBB News イスラマバードのホテルで爆弾による大きな爆発、死傷者多数(2008年9月20日)
http://www.afpbb.com/articles/-/2519607?pid=3358329

マリオットホテルのあるあたりはPTV(パキスタン国営テレビ)、情報省、それにちょっと行けば大統領府やら国会、官庁街があるイスラマバードの中でも最重要エリアのひとつ。
その場所に1トン以上とも言われる爆薬を運びこめるってゆう警備体制はどうなってるんだ!

日本での報道ではムシャラフ退陣を人々は喜んでいたというが、あの国の民政のレベルの低さを考えれば、アフガンの混乱もひっくるめた難局の最中に、軍部を押さえられるムシャラフを辞めさせて「ミスター10%(←賄賂の%)」という悪評のあるザルダーリが大統領になるのってどういうことよ!って独りで怒っていた。

すると、OGの方も同感だというお話で私も読ませてもらっている日パ旅行社のお母さんのブログの話題になった。

オバハンからの気まぐれ便り
http://blogs.yahoo.co.jp/kimagure_obahan
オバハンからの気まぐれ通信(過去ログ)
http://www.pat.hi-ho.ne.jp/nippagrp/obahan.htm

長年パキスタンに暮らすお母さんの言葉は的確で鋭い。
2005年のパキスタン地震救援活動のときにも大変お世話になったが、あの混乱の最中にあっても仕事と救援活動を切り盛りされていたバイタリティーは本当に頭が下がる。
それにあの地震の話題がのぼらなくなっても変わらず支援活動を続けられている。

日パ・ウェルフェアー・アソシエーション
http://www.pat.hi-ho.ne.jp/nippagrp/pakistan.htm

長年の信用と培った人脈から得られる情報は確かです。
いまのパキスタンを知ることのできる貴重なソースのひとつです。
そうした悲しい話もしたけれど、話すことはまだまだ尽きない。
帰国してから、そしてこれからのこと。
みんなパキスタンには人一倍の思い入れがある。

それに国際協力の仕事に携わっていきたいという思いを持ちながらいまの仕事をしている現状。
おたがいにそれぞれ、こうなりたいという目標を持ちながら、それをかなえるのにどうしていったらいいんだろう、その気持ちを話せて、その話を理解してもらえる仲間が札幌にいることはありがたいことだと思う。
それと、食べ物。

アフガンレストランのカブーリプラオー、ピンディのラグ麺屋、ラナマーケットのファイヤーポット、普通のダールチャーワル、マンゴーシェイクチキンカラーヒー、チキンハンディ・・・・もう次から次へと食べ物の固有名詞が出てきて「たべたーーーーーーーい!」と一同同意。
悲しいこともため息つくことも、それから懐かしいことも。
そんな話が思いっきりできた幸せな午後だった。

【カラバトの意味】
さて、初めてお店にお邪魔したとき、「カラバト」ってどんな意味ですか?と2代目マスターにお聞きした。
そうすると、そのときの2代目マスターの答えは、
”初代マスターがラホールに行ったときに忘れられなかった言葉だそうです。”
なんてことを話されていた。
ほかのブログを拝見すると、

『カラバト』とは、世界で一番最初にスパイスを発見した偉大なる先人。
(中略)
はい、全てマスターの”脳内妄想”ですww。
横浜・白楽 「サリサリ」 – カレー侍
http://blog.goo.ne.jp/boring-gtr-hero/e/21b0fa4727991c6df1c9d9c6f342b0b4

ということだそうだ。
でも、もしかしたら、マスターがラホールで聞いた忘れられないフレーズだったのかも・・・と思い、辞書で調べてみると・・・あったあった。

カラーバットのウルドゥ表記

カラーバットのウルドゥ表記

カラーバットの読み方

カラーバットの読み方

Q -R-A -B -T と書かれていますが、これに母音を補助的に入れて発音すると
Q(a)-R-A(a)-B(a)-T と読むことができます。
ウルドゥ文字ではこのように、母音が付かない表記をすることがよくあります。

qaraabat(カラーバ(ッ)ト)
アラビア語由来、女性名詞
意味:近隣、親類関係、親族の関係
出典:ウルドゥー語辞典(加賀谷 寛 著:大学書林:2005年4月)

↑これが「カラバト」にとても近いだろうウルドゥの単語だ。
きっと先代マスター、ラホールでは家族同様のお付き合いをしてくれていたパキスタン人がいたのではないかな。
もしいたとしたら、「お前は俺の家族だ、いつでも遊びに来てくれ、飯食っていってくれ、泊まっていってくれ」ってあたたかく歓迎されたんじゃないかな。
とすれば、「カラーバット」というフレーズ聞いていただろうなぁ。

本当に、単に妄想から出た言葉だとしても、カラバト、とても素敵な名前ですよ。大事にしてほしいな。

コメント

  1. こんにちは、日本総合武術研究会のカサブランカです。
    この度はTBありがとうございます。
    また、さりげなく紹介していただき恐縮しております。
    私も最初は、「なんだこれは!?」と思いましたが、それ以来リピーターになりました。^^

  2. カラバトカリー

    カラバトカリーの紹介です。

  3. カサブランカより:

    私も、TBさせて頂きます。!^^

  4. カサブランカさん
    こちらこそ、よろしくお願いします。
    ほかのブログも回らせてもらっていて、初代マスター@サリサリの番組動画をyoutubeで見つけました。
    予想通りのマスターの雰囲気、飄々と生活を楽しんでいらっしゃるなぁと感じました。
    更新もぼちぼちのブログですが、またお立ち寄りください。
    トラックバックありがとうございました。

  5. カサブランカより:

    じょにぃさん>
    お返事ありがとうございます。
    私のブログは、殆ど空手の練習風景や大会・演武会の記事ですが、ごくたま~に北海道の(殆ど札幌)風景や食べ物のお店をUPしますので、また覗いてくださいね~。
    サリサリの動画は、私も探してみます。
    また来ますね。でわぁ~ (^^)/

  6. カサブランカさん
    はい~こちらこそ~。
    ありがとうございました。(^_^)