バサント(ラホールの凧揚げ祭り)

「バサント」:パキスタン・インドで昔から楽しまれている凧揚げのこと。特に例年2月にラホールで開かれるバサントはパキスタン最大のお祭りとも言われ、夜通し街中で凧揚げに興じる姿が見られる。

ヌール・カーンさん(パキスタン協力隊OB)のホームページ
“From Lahore Pakistan”(バサント紹介)  http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-…

ロイター通信の報道によれば、2006年のバサント(ラホールの凧揚げ祭り)は3月12日(日曜日)から行われると報じられています。
しかし・・・・・・

“パンジャーブ州当局は今週、たこあげの最中に相手を負傷、あるいは死亡させた場合、反テロリズム法違反で罪に問われると警告した。”
反テロリズム法違反って・・・・・・。

実は例年この凧揚げ期間中に多くの方が亡くなったり怪我をしています。

  • X51.ORG記事 : 新春凧揚げ大会で17人死亡、600人が怪我 (2005年)
  • X51.ORG記事 : 新春凧揚げ大会で7人死亡、100人が怪我 (2004年)

    摩訶不思議な記事が多く紹介されるX51.ORGサイトの記事なので信憑性が100%ではないのですが、それでも凧揚げ期間中のラホールの街は歩くだけでも気をつけないといけない・・・ってラホール隊員さんから言われたことがありましたっけ。

    バサントは「ケンカ凧」競技なところもあって、相手の凧を落とすためにガラス片が混ざっている糸やら金属ワイヤなんて使っていたりして、その残骸が電線から垂れ下がったり道端に引っかかっていたりします。
    それに感電したり、バイクで走行中からんだ糸(ワイヤ)に首を切られたりして亡くなる・・・ってマジの話です。
    そんな危険を冒しても屋上から凧揚げを楽しむ・・・・これはその場に来てみると実感できる興奮といいますか盛り上がりがあったりします。
    今年は例年行われる時期にアーシュラー(シーア派お祭り)があったり、つい先日までブッシュ訪パがあったりの影響で1ヶ月ほど遅くなったのかも知れませんが、例年の盛り上がりの裏で起こる悲劇は防いでほしいものです。


    【2006年3月14日追記】
    CNNの報道によれば、凧揚げ禁止令が出たにもかかわらず、パンジャーブ州で1400人の人々(ラホールで800人)が拘束されたと伝えています。

    http://www.cnn.co.jp/world/CNN200603130013.html

    バサントのお祭りは行われたけれども、凧揚げのないバサント・・・うーん想像がつきません。
    もともとヒンドゥーの風習だともいわれるバサントですが、これがイスラーム国家になった今でもみなが熱狂するお祭りであるということ、日本で言えばなんでしょうねぇ、「岸和田のだんじり」とかみたいに宗教とかを抜きにしたその地域の人にはなくてはならないものであるということが、この騒ぎでも明らかになっているのだと思います。

  • バサント(ラホールの凧揚げ祭り)」への2件のフィードバック

    1. 3/10Dawn紙の記事によるとパンジャブ州全域で凧揚げが禁止されたようです。もちろんバサントのフェスティバル自体は行われるのでしょうが…
      "LAHORE, March 9: The Punjab government on Thursday night banned kiteflying throughout the province after a number of killings and injuries caused by coated string and metal wire during the last couple of weeks and increasing calls from different quarters to stop the sport.
      "

    2. あーそーなんですね。>凧揚げ禁止
      1月下旬から10日ほどパキスタンに行ったときもラホールでもイスラマバードでも凧揚げしている様子見なかったよなぁ、って思い出しました。
      でもそれだと凧屋さんが商売上がったりですね。
      昨年秋にデリーに行ったとき、チャンドニーチョークからちょい裏手のところで凧屋さんを見かけました。パキスタンで見るのと同じような凧も見かけましたね……..

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