子どもたちへのプレゼントDAY

今日は朝礼もそこそこに、スクールバスでイスラマバードにある聴覚障害のある子どものための学校(シャーファイサル:HIC/Hearing Impaired Children)に向かいました。
その学校にイスラマバード圏の障害児教育諸学校の子どもや先生や集まり、歌や踊りを披露するためです。
こうしたプログラムをパキスタンではFunction(ファンクション)と呼んでいます。

会場になった聴覚障害児校

↑会場校は市場や住宅地からやや離れた閑静なところに建っています。どことなくアラビア風のデザインが取り入れられなかなか重厚でしゃれた造りになっています。

PAK TELCOM(パキスタン版NTT)の後援が入っていました。

↑ウルドゥ語で「フシー カ ディン」英語で「HAPPY DAY」とプリントされたポスターが貼られていました。定期的に開催されているようで、今回のファンクションはPAKISTAN TELECOM(パキスタンテレコム・・日本のNTTのような大企業です)の後援となっていました。

会場はごらんのとおり超満員でした。

↑ざっと見ただけで400~500人近くの人たちが来場していました。イスラマバードにあるすべての障害児教育諸学校(公立)から参加していました。
これぐらいの大結集のファンクションはおととしの秋以来の経験でしたが、これだけ集まったのには理由がありました。

子どもたちにプレゼントをあげる大臣

↑こうしたファンクションが行われるときには子どもたちに表彰メダルやトロフィー、プレゼントをあげるのがパキスタンスタイルですが、今日のそれは半端な量ではありませんでした。
すべての参加者に十分行き渡るだけのプレゼント、お菓子、それに何人かの子どもへは車いすやお小遣い(1000ルピー!)などもプレゼントされていました。

あ、そうそうそれとお弁当にジュースまで支給です(全参加者に)。
これでもかこれでもか!ってくらいのプレゼントの量(軽く100万円以上は予算でかかってるだろうなぁ)でしたから、参加した先生や子どもたちはもう大喜びです。

ゲストとして、女性開発・社会福祉・特別教育省の大臣(女性です)や特別教育局の局長(DGSE)、それに中国大使館の方でしょうか、そういったVIPが10人20人と来場されていました。
※余談ですが、この席上大臣は「明日(金曜日)を学校をお休みにします」と発表。会場のひとびとは大喜び(笑)。

・・・で、本当に金曜日は(障害児)学校がお休みになりました。まさに「ツルの一声」ってやつですかねぇ。
テレビもPTV(国営テレビ)やGEOTV(ジオTV:有力民間TV)など来て取材していました。
こんなでかいファンクションだとは私は思っていなかったのですが、うちの職場の先生たちはすでに経験ずみのことだったからでしょう、今日のために1週間以上前から入念に子どもたちに踊りの練習をさせていました。

メヘンディ(結婚式)での花嫁の入場をイメージ。

↑メヘンディという結婚式の儀式を再現しています。花嫁が女友達にエスコートされて会場に入ってくる様子です。

おなじくメヘンディでの男性の踊りを再現

↑おなじく、メヘンディでの男性の踊りを再現しています。
毎日1時間2時間と練習したかいがあって、かなり手の込んだ振り付けになっていました。
衣装も仕立てクラスの女生徒が中心になってつくっていました。

こうした発表を各学校が順番にやっては、そのつどプレゼントの贈呈・・・という繰り返しでした。
開会が大臣の到着にあわせて始まったので10時半近くになりましたが、会場の熱気はうなぎのぼりで気が付けば2時を回っていました。

こうしたフィナーレっぽいもりあがりを何度も繰り返していました。

↑司会者の方が巧みな話術とリードをされていて、何回も何回もこうしたフィナーレのような盛り上がりをコーディネートしていました。パキスタンの大人や子どももこうしたみんなで踊ったり歌ったり盛り上がったりすることが大の大の大好き(笑)ですから、「これで終わります」といわなければきっと夜の10時11時まで続くにちがいありません(笑)。
こうしたファンクション(プレゼントをもらう)は日本ではなじみが薄いのかなと思いますが、娯楽がそれほど多くないパキスタンでは子どもたちにとって楽しみのひとつになっています。
こうした特別行事と日ごろの地道な教育活動の両輪がうまく回っていけば言うことないんですが、日ごろの活動がおざなりになっていたりするんで、そこが課題となるでしょうねぇ>パキスタンの特別支援教育

<おまけ>
今日はかわいい子どもたちがたっくさん参加していました。

子どもたちの写真

↑一緒に写っているのは韓国から来たボランティアさん。みんな素直でいい子どもたちばかりなので毎日の活動がとても楽しいそうです。

子どもたちの写真

↑私の活動先のおとなりの学校から来た子どもたち。ときどき朝礼で国歌を吹きにお邪魔しています。はじめてあった1年半前にくらべるとみんなずいぶん顔がお兄さんっぽくなってきました。
この子達もとっても明るく素直です。

子どもたちの写真

↑この子も私の活動先の近くにある学校から来ました。車いすを使っての生活を送っていますが、彼もまた明るく快活です。

障害のあるということを悲しまず、たとえばこうしたファンクションでプレゼントをもらう特権をゲットしているんだ!ってゆうくらいにたくましく考えている子どもや親御さんも結構いたりします。
パキスタンでの障害者を取り巻く環境は日本より厳しいのが実情(公的な年金制度がない)ですが、バイタリティーみたいなところはとても強くたくましいものを感じることが多いなぁ。

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